雨の日に使う傘ですが、「水を弾かなくなった」「防水スプレーって本当に意味あるの?」と感じることがあります。
そこで今回は、実際に1本の傘を使い、骨の位置を目安に区画を分けて防水スプレーの違いを検証しました。
使用したのは100均の防水スプレーと、市販のフッ素系スプレー(AMEDAS・Scotchgard)です。
防水スプレーの検証前提
今回の検証は、あくまでおおよその違いを見るための検証です。厳密な科学的比較ではなく、日常使用での変化を確認する目的としています。
特に傘は素材や縫い目の影響を受けやすく、スプレーの性能差よりも「生地の状態」に左右される部分が大きい点も前提としてあります。
また傘はもともと防水性を持っているため、防水スプレーでどの程度変化が出るのかを確認する目的で試しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 傘 | 古いナイロン系折りたたみ傘 |
| 区画分け | 骨の位置を目安に3分割 |
| 評価項目 | 撥水性・ムラ・見た目の変化 |
使用した防水スプレー
比較するスプレーはこちらの3種類です。

ダイソー ウォータープルーフスプレー
ダイソーの防水スプレーは110円(税込)です。
ダイソーのフッ素系防水スプレーは、雨具コーナーに置いてあることがあります。
成分はこちらです。

アメダス 防水スプレー
アメダスの防水スプレーは、靴屋さんなどでよく見かけます。白いパッケージで容量は420ml。
成分はこちらです。

スコッチガード 防水スプレー
スコッチガードの防水スプレーは、雨や雪、泥・シミなども予防できるスプレーです。
成分はこちらです。

家にあったスプレーは数年前のものなので、パッケージが変わっています。
使用した傘と検証条件
傘の骨を基準にして3つのエリアに分け、それぞれ異なる防水スプレーを施工しました。

エリアを分ける際には、傘を巻くバンドの位置でスプレーの種類を把握しました。

今回のポイントは、完全な境界線ではなく「骨を基準にした自然な区画」にしたことです。これにより、実際の使用環境に近い状態での差を確認できるようにしています。
- 赤→スコッチガード(数年前の物)
- 白→アメダス
- 青→100均
施工後は1日おき、しっかり乾燥させ、その後に水をかけて撥水状態を確認しました。
撥水性能の比較結果
それでは、検証結果を見てみましょう。
撥水性能の違い
水をかけた結果、3種類とも一定の撥水効果は確認できました。

水滴はそれぞれの区画でしっかり玉状になり、傘としての最低限の防水性能はどのスプレーでも確保できている状態でした。
実際に水をかけた後、傘を軽く振った状態の比較です。

ただし「水の転がり方」や「まとまり方」に若干の差はあるものの、傘という素材特性もあり、劇的な違いまでは確認できませんでした。
見た目の違い(白いシミの発生有無)
今回の検証で唯一はっきり違いが出たのはここです。
100均防水スプレーを使用した部分のみ、乾燥後に白いシミのような跡が残っていました。

この跡は時間が経ってもやや残りやすく、見た目としてはややムラが出る印象です。
一方でアメダスやスコッチガードでは、同様の白い跡はほとんど見られず、仕上がりは比較的均一でした。
100均防水スプレーの注意点
今回の検証から感じた実用面のポイントです。
まずにおいがかなり強いので、必ず屋外で使用する必要があります。
また吹きすぎるとムラになりやすく、今回のように白い跡として残る場合もありますので注意してください。
ただし価格面では圧倒的に安いため、「とりあえず撥水を戻したい」という用途では選択肢には入ります。
まとめ
傘に防水スプレーを使用した検証では、撥水性能そのものに大きな差は出にくい結果となりました。
ただし実際には、仕上がりのムラや見た目の差、においといった使い勝手の部分で違いが出ています。特に100均スプレーはコスパは良いものの、仕上がりの面では注意が必要な場面もありました。
傘のような元々撥水性のある素材では、スプレーの“性能差”より“仕上がりの差”が出やすいようです。
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