不登校でも卒業アルバムは必要？買わない選択肢と後悔しない判断

卒業アルバムは、学校生活の思い出を形に残す大切な記念品です。

でも、私の息子は不登校で、学校にあまり通えていませんでした。

そのため、同じような状況だと卒業アルバムを買うべきかどうか悩む方も多いと思います。

「ほとんど写っていないかもしれない」「本人が嫌がるかもしれない」と心配になることもありますよね。

この記事では、不登校の子どもの卒業アルバムについて、必要性・買わない選択肢・後悔しない判断のポイントを私の経験を交えながら解説します。

卒業アルバムの役割と意味

卒業アルバムは、単なる写真集ではなく、学校生活の記録であり、卒業の記念です。

卒業証書と一緒に「卒業した」という実感を持てるのも、アルバムの大事な役割です。

友人との写真やメッセージは、二度と手に入らない大切な思い出になります。

学校行事や部活動の記録は、大人になって振り返ってもその時の気持ちを思い出すきっかけになります。

不登不登校の子どもにとって必要かどうかは、子どもの気持ちや状況次第です。

私の息子は写真が苦手でしたが、「大事な宝物だから一生大事にする」と言って購入しました。こうした体験からも、本人の意思を尊重することが一番大切だと感じます。

購入しないことも十分に選択肢の一つです。特に次のような場合は無理に買う必要はありません。

学校生活の思い出が辛い記憶になっている場合、アルバムを持つことでストレスになることもあります。

私自身も、自分の卒業アルバムは見返すのが辛く、処分した経験があります。

卒業アルバムの費用はどれくらいかかるか気になりますよね。しかし、政府の統計には出ていません。

参考までに、私の息子の小学校では、1万2千円程度でした。調べたところ、1万円～1万7千円くらいが多いようです。

こうした数字からも、卒業アルバムは家庭にとって意外と負担になる教育費のひとつだとわかります。購入を考えるときは、学校からの案内や過去の事例を確認して、無理のない判断をするのが安心です。

アルバムの価値は人それぞれです。本人が「いらない」と思うなら、無理に買う必要はありません。家族との思い出や写真データで十分という子どももいます。

不登校の子どもにとって、卒業式は精神的負担になることがあります。出席したい意思がある場合だけ参加させるのが安心です。出席しなくても卒業自体は可能なので、子どもの気持ちを最優先に考えましょう。

スーツや袴は高額で、結局参加できないこともあります。中学校の制服で参加できるかどうかは学校によるので、事前に確認すると安心です。

アルバムは思い出の一つに過ぎません。写真データや家族での記録でも、思い出は残せます。
将来「やっぱり欲しかった」と後悔する可能性もあるので、親が受け取り自宅で保管する方法や、学校と相談してデータを残す方法もあります。

何より大切なのは、子どもが卒業できたことを家族で祝うことです。不登校で辛い時期を乗り越え、成長してきた子どもを認め、応援してあげることが、何よりも心に残る卒業の思い出になります。

卒業アルバムは、学校生活の思い出を形に残す大切なものです。しかし、不登校の子どもにとっては、必ずしも必要とは限りません。

大事なのは、子どもの気持ちを尊重することです。

欲しいと言うなら購入して大切に保管すればいいですし、必要ないと感じるなら無理に買う必要はありません。卒業式の出席や服装も、子どもが安心して参加できるように考えてあげることが大切です。

アルバムがあってもなくても、最も大切なのは子どもが卒業したことを家族で祝うことです。不登校で辛い時期を乗り越えて成長してきた子どもを認め、応援することが、何よりも心に残る卒業の思い出になります。

義務教育だから卒業できるのは当たり前ですが、「不登校で辛い中、これまでよく頑張って成長してくれたな」という気持ちも込めてお祝いしてあげたいです！