子供の頃から大事にしている、懐かしのゲームボーイカラー。
ふと思い出して電源を入れてみたものの、「ボタンが鈍くて反応しない…」。そんな状態で、長い間放置していました。
でも今回、思い切って自分で修理してみたところ、無事セレクトボタンが復活!
思い出のゲームをもう一度プレイできるようになりました。
この記事では、初心者の私でもできた修理の流れや必要な道具、注意点などを写真付きで紹介していきます。
- ゲームボーイカラーのボタンが反応しづらい
- 修理って難しそうで手を出せていない
- 思い出のゲーム機、できれば捨てたくない
- 修理が無理なら、売るのも検討中
なぜボタンが効かなくなるの?
長年使ったり、保管している間に、ボタンの裏にある接点がホコリや汗などで汚れるのが原因です。
そのせいで、ボタンを押しても反応が悪くなったり、まったく効かなくなったりします。
でも、これは掃除すれば直ることが多いんです。
修理に必要な道具
最低限、以下の道具があれば大丈夫です。
道具 | 用途 | 備考 |
---|---|---|
Y字ドライバー | 本体裏の特殊ネジを外す | ゲームボーイ専用サイズを選んでください |
精密ドライバー(プラス) | 基板を外す時に使います | 100均でもOK |
接点復活剤 or クレ5-56 | 接点の掃除に使います | 電気接点用スプレー |
綿棒 | 接点復活剤を塗る時に使います | 100均でOK |
ゴム手袋 | 静電気防止のため | あれば安心です |
私はY字ドライバーをAmazonで購入しました。Switch用とサイズが違うことがあるので「ゲームボーイカラー用」を用意した方が安心です。
修理スタート|セレクトボタンの反応を復活させよう
1. 電池を外す
まずは安全のため、電池を抜いておきましょう。
2. ネジを外す
Y字ドライバーを使って、裏側のネジ6本を外します。

電池ボックスの中にもネジがあるので、見落とさないように。

3. 背面カバーを外す
ネジが外れたら、背面カバーを慎重に外します。

固いときは無理にこじらず、少しずつゆっくりと。
4. 電源スイッチを取る
これは上に引っ張るだけで簡単に取れました。

5. 基板をそっとめくる
基板を上方向にめくると、裏側にセレクトボタンの接点が見えてきます。
このとき、ケーブルが繋がっているので、勢いよく引っ張らないように注意してください。

6. 汚れている接点を掃除
セレクトボタンの接点部分が、少し黒ずんでいました。

見た目はちょっとした汚れでも、それが反応しない原因だったようです。
綿棒にクレ5-56を染み込ませ、優しく拭き取りました。

ピカピカになると、なんだか気持ちいいですね。

7. ボタン自体も清掃
セレクトボタンそのものの裏も、ホコリが溜まっていたので、綿棒でサッと拭いておきました。

8. 元通りに組み立てる
あとは逆の手順で元に戻して、電池を入れて電源ON!

セレクトボタンがスムーズに反応するようになり、大成功でした。
久しぶりに自分で直せた達成感もあって、思わずニヤニヤしてしまいました。
任天堂ではもう修理できない?
調べたところ、任天堂ではすでにゲームボーイカラーの修理受付を終了しています。
そのため、修理したい場合は以下のいずれかになります。
- 自分で直す(今回の記事のように)
- 修理対応してくれるお店を探す
- あきらめて売る
ゲーム修理を受けてくれる業者は減ってきており、私もネットで探してみましたが、確実な業者は見つけられませんでした。
修理が難しい場合の選択肢
「やっぱり無理かも…」と感じたら、無理せず売ってしまうのも選択肢です。
オークションやフリマアプリで売る
ゲームボーイカラーは、ジャンク状態でも需要があります。
部品取りやコレクション目的で、意外と高値がつくことも。
出品時は「電源が入るか」「どのボタンが効かないか」などをしっかり記載しましょう。
レトロゲーム買取専門店を利用する
「レトログ」などの業者では、ジャンク状態のゲーム機も買い取ってくれます。
電源が入らない、映像が出ないなどの故障品もOKとのこと。
梱包用のダンボールも無料でもらえるので、手間がかからずおすすめです。
古いゲーム買取レトログ

まとめ
ゲームボーイカラーのボタン修理は、道具さえそろえれば、初心者でも十分チャレンジできる作業でした。
- 修理前は不安でしたが、分解→掃除→組み立てだけのシンプルな工程
- セレクトボタンはしっかり反応するようになり、遊び心が復活
- 難しそうなら、オークションや買取で手放すのもあり
思い出のゲーム機を、もう一度よみがえらせたい方は、ぜひ挑戦してみてください。