先日、修理キットで「ジョイコンを修理している」と書きましたが、今日は修理するときに、ネジが潰れたときの対処法を紹介したいと思います。

ネジが潰れても修理は可能です。
ネジが潰れたとは?
ネジが潰れたとは、ネジを回す際にドライバーが滑り、ネジの溝をえぐってしまう状態です。

「ネジが、なめた」ともいいますね!
つまり、ネジの溝がなくなってしまい、ドライバーで回したくても溝がないので回らないという、大変困った状態です。
SWITCHのネジ溝には「+」以外に「Y字」の溝があります。
「Y」は「+」に比べると溝が一本少ないので、ネジがなめる率が高いです。
ここからは、「ネジが潰れた=舐めた」と書いていきますね!
ネジが舐めてしまう原因は?
原因は、「ドライバーとネジの溝のサイズが合ってない」または、「ドライバーへの力の加え方が間違っている」が多いです。
まず、ドライバーのサイズですが、SWITCH用のY字ドライバーには、1.5㎜~2㎜のドライバーが使用されていることが多いです。
しかし、「1.5㎜がいい!」という人もいれば「2.0㎜じゃないとダメ」という人もおり、使いやすいサイズは人それぞれのようです。

個人的には、2.0㎜が一番回しやすいと感じました。
両方使ってみて、自分の使いやすい方で修理した方が失敗しづらいです。
また、ドライバー力任せに回す人もいますが、力任せだとネジが舐めてしまいます。
ドライバーを回すときは、「ドライバーでネジを押すように」垂直に力を加えながら回します。
この時、「出来るだけ、軸がぶれない様に」気を付けながら回してください。
ネジが舐めてしまったときの対処法
気を付けててもネジが舐めてしまったときの、対処法を紹介いたします。
ゴム使って摩擦力で開ける
ネジ溝が少しでも残っていると、まだネジが回る可能性があります。
そんな時には、風船などの薄いゴムを使用して、摩擦力で開けることが出来ます。
①風船を1センチ角程度に切り、ネジの上に置きます。
②風船の上からネジ溝にドライバーを当てて、ネジを回します。
軽度の場合は、この方法で開けることが出来ます。
ネジ頭を削り取る
次は、本当に最終手段になります。
ネジが回らないとなると、ネジを破壊するしかありません。
ネジを壊すには、ネジ頭を削ります。ネジ頭がなくなると軸の部分だけ残るので、最後にその軸だけをとれば大丈夫です。

ネジ頭さえなくなれば、ケースが開くので地道に削り取ります。
用意するもの
- 六角軸鉄工切(2㎜)
- 六角軸の鉄工切がつけれるドライバー
- ラジオペンチなどの先が細いペンチ


私は、ダイソーで購入しました。
六角軸鉄工切もドライバーも、建築用具(DIY)の売り場にありましたよ。
ペンチは家にあったので購入していませんが、ダイソーにも売っています。
※ドライバー単独では使わないので、「六角軸の鉄工切の持ち手になる物」が家にあれば、購入しなくて大丈夫です。
①鉄工切をドライバーに取り付け、ネジ頭を削ります。※金属の粉が出るので、下にゴミ箱などを置いてください。

②ひたすら削る・・(私は、テレビを見ながら1時間程度削りました。)

③ネジ頭が取れたら、カバーが外れます。

④ケースを開けて、ペンチて残った軸を回して外します。※ネジは反時計回りに回すと外れます。

軸の長さが短いのでペンチで回しにくいですが、もう少し頑張ってください!

反対に回さないように注意してください!間違えるとネジが取れなくなります。
⑤予備ネジを取り付けて完了!!
地味な作業ですが、買い替えるよりは安く済みます。
予備ネジを持ってない場合は、アマゾンや楽天などでも購入可能です。
数回修理すると、Y字ネジは舐めることが多いので、予備を持っていると安心できますよ。
時間と手間がかかりますが、必要なのは鉄工切のみです。

あくまでも最終手段ですので、修理する際は自己責任でお願いいたします。
ネジ舐めの修理に失敗したときは
先ほどの方法で頑張ってみても、失敗してしまった際は、本体が壊れていてもジャンク品としてメルカリでの出品や、ブックオフなどで買い取ってもらえる可能性もあります。
