黒い服に埃やゴミがついてしまうと、汚く見えるし気になりますよね。
恥ずかしいし、汚らしいし。黒い服が着づらくなります。
なぜ埃やゴミが付きやすいのか?また、予防策などがあるのか調べてみました。
黒い服に埃やゴミが付く原因は?
黒い服だと、カーペットの毛や髪の毛、ペットの毛などが付きがちですが、なぜ埃やゴミが付いてしまうのでしょうか?
原因① 静電気
まず、ひとつ目の原因が「静電気」です。
生地によっては静電気がおきやすく、埃がつきやすくなります。異なる素材の生地がこすれることで片方がプラスの電気、もう片方はマイナスの電気を帯びる為、静電気が発生するからです。
マイナスの電気が帯電しやすい素材
- アクリル
- ポリエステル
- アセテート
プラスの電気が帯電しやすい素材
- ナイロン
- ウール
- レーヨン
帯電しにくい素材
- 麻
- 綿
- 絹
上記のなかで、同じ電気を帯電しやすい素材であれば、静電気が起きづらくなります。
綿などの帯電しにくい素材だと、そもそも静電気が発生しづらいです。
静電気を抑えるには、トップスやボトムスやコートを出来るだけ同じ素材で揃えると、静電気が発生しづらくなりますので、試してみてください。
また、静電気が発生しやすいのは、湿度が20%以下、気温が20度以下ですので、冬に発生しやすいのですが、実は夏でも発生しますよ。
原因② 服の表面のデコボコ
静電気が発生しづらい素材でも、表面がデコボコしていると、デコボコ同士が引っかかってしまい摩擦が生じ静電気が発生することがあります。
そのため、帯電しづらい素材でも注意が必要です。
黒い服に埃やゴミが付いた時の対策法
素材を気にしていても、埃やゴミが付いてしまったときはどうするのがいいのでしょうか?
コロコロで取る
一番手軽な方法ですが、コロコロで埃やゴミをとる方法です。
コロコロがなくても、ガムテープなどの粘着テープでも代用可能です。
どうしても埃が付いてしまう服を着るときは、バッグに忍ばせておくと安心できます。
携帯用のオシャレなコロコロもあります。
洋服ブラシをかける
次に洋服ブラシをかける方法。
埃やゴミを絡めとるので、お手軽ですし、バッグに忍ばせておけば外出先でも簡単にできます。
ダストボックス付きの洋服ブラシだと、使いやすいと思います。
黒い服に埃やゴミが付かないようにするための予防策は?
次に、そもそも埃やゴミをつけない為の予防策です。
静電気防止スプレー
静電気防止スプレーの主成分である、界面活性剤は繊維を滑りやすくする効果があります。
そのため、生地と生地がこすれても摩擦が少なくなるので、静電気が発生しにくくなります。
一番お手軽で簡単な方法だと思います。
防水スプレー
次の予防策は、防水スプレーです。
防水スプレーを使うと、繊維の表面に薄い樹脂の膜が作られます。
繊維に樹脂コーティングをすることによって、水や汚れから生地を守ってくれます。
樹脂コーティングされていると、直接生地に触れることが少なくなるので、摩擦による静電気も減ります。
ただし、防水スプレーと生地にサーっとかけるだけでは、効果を存分に発揮できません。丁寧にスプレーをしなければ静電気を防ぐのが難しいので、隙間がないように丁寧にスプレーしてみてください。
また、静電気防止スプレーだけでは防げない、水や汚れから生地を守ってくれるので、個人的には静電気防止スプレーよりも、防水スプレーの方がオススメです。
この防水スプレーは、スニーカーや革バックなどにも使えるので、一本持っていると便利です。
柔軟剤を使う
静電気が起きる原因の服の摩擦を防ぐには、柔軟剤も効果的です。
柔軟剤にも界面活性剤が使われているので、界面活性剤のおかげで、衣類の表面が滑らかになります。なめらかになると生地の摩擦が減り、静電気が起きにくくなります。
洗濯時に入れるだけなので、柔軟剤を使用していない方は、試してみてくださいね。
まとめ
いかがでしょうか。
原因は静電気の発生ということが分かりました。
静電気を発生させないためには、「静電気防止スプレー」「防水スプレー」「柔軟剤」が有効です。
それでも、服に埃やゴミが付いてしまったときは、コロコロと洋服ブラシで対処してみてください。