「可愛い!」と思って買ったピアスも、数時間後には耳が痒くなったり、赤くなったり…金属アレルギーがあると、プチプラで気軽に楽しめるピアスを見つけるのって本当に難しいですよね。
そんな中、先日THREEPPY(スリーピー)で偶然「ステンレス」と記載されたピアスを発見しました。ステンレスは金属アレルギーが起こりにくい素材として知られています。
この記事では、金属アレルギーの私が実際にTHREEPPYのステンレスピアスを試し、使用感やアレルギー反応の有無をレビューします。
ピアス選びに困っているあなたの参考になれば嬉しいです。
THREEPPYで購入したステンレスピアス
今回購入したのは、ゴールドとブラックのフープピアス2種類です。
私が訪れた店舗では、フープ系のピアスにのみステンレス製のものがありました。どちらもパッケージの左上に「ステンレス」と明記されており、そうでない商品には表記がないため、一目で判別できます。

まずは、シンプルなゴールドのフープピアス。

そして、もう一つはブラックのフープピアスです。

どちらもシンプルで、どんな服装にも合わせやすいデザインが魅力です。
デザインとバリエーションは?
THREEPPYの魅力はトレンドを押さえたデザイン性ですが、ステンレス製ピアスに関しては、正直なところ現時点ではバリエーションが限られていると感じました。
私が確認した店舗では、数種類のシンプルなデザインや定番のフープ系が中心でした。
「これが欲しい!」と豊富な選択肢の中から選ぶというよりは、「ステンレス製があった!」という発見の喜びの方が大きかったです。
また、店舗によって異なるかもしれませんが、「イヤリング」もステンレス製がありました。
今後、さらにデザインが増えることに期待しています。
選ぶ際の注意点│素材表記を必ず確認!
パッケージの左上に「ステンレス」と書かれていても、念のため裏面の素材詳細を確認することをおすすめします。
今回私が購入したピアスは、どちらも本体もポストも「ステンレス」と記載されていました。

しかし、中にはポストのみが「ステンレス」で、本体が「鉄」といった商品もありました。
金属アレルギーが重度な方は、わずかな接触でも症状が出る可能性があるため、全てがステンレス製であるかをしっかり確認することが重要です。
私は一部でも金属に触れると痒みが出てしまうため、迷わず全てがステンレス製の製品を選びました。
なぜステンレスは金属アレルギーを起こしにくい?
一般的な金属は、汗と反応して金属イオンが溶け出し、それがアレルギー反応の原因となることが多いのですが、ステンレスはそのリスクが低いとされています。
ステンレスは、汗などの体液に触れても金属イオンが溶け出しにくいという性質を持っているため、金属アレルギーを起こしにくい素材として知られています。
しかし、一部には「ステンレス」と表記されていても、種類によってはニッケルが含まれていることがあるので、ニッケルアレルギーの方は注意が必要です。
さらに、ステンレスは錆びにくく、水にも強い素材です。そのため、変色の心配も少なく、美しい輝きが長持ちしやすいのも嬉しいポイントですね。

「それなら、どうしてステンレス製のピアスってあまり見かけないんだろう?」
と疑問に思うかもしれません。
実は、ステンレスは加工が難しいという特性があります。このため、安価で大量生産するのが難しいという背景があるようです。
ステンレスの種類とアレルギー
一口にステンレスと言っても、実は様々な種類があります。
ここからは少し専門的な話になるので、興味のない方は飛ばしていただいて大丈夫です。
ステンレスには様々な合金が使われており、中には医療器具にも使われるほどアレルギーが起こりにくい、高機能なものも存在します。
特に、医療器具などにも採用される「サージカルステンレス」と呼ばれるものは、主にJIS規格でいうSUS316Lという種類です。
これは、モリブデンなどを添加することで、耐食性(錆びにくさ)と生体適合性(体への馴染みやすさ)をさらに高めた特殊なステンレスです。
医療器具に使われるため、金属アレルギーが起きにくい素材として知られています。
一方で、ニッケルをほとんど含まないSUS430のようなステンレスは、比較的安価です。
今回購入したTHREEPPYの330円(税込)というピアスが具体的にどの種類のステンレスかは不明です。
しかしこの価格帯だと、サージカルステンレス(SUS316L)のような高機能な素材ではない可能性が高いでしょう。
また、私はニッケルアレルギーにもかかわらず、アレルギー反応が出なかったので、ニッケルが含まれていない、または微量しか含んでいないステンレスかもしれません。
近年はステンレス製のアクセサリーが増えてきており、今後さらに選択肢が豊富になることが期待できます。

金属アレルギーで悩む方にとっては、嬉しい流れですね。
アレルギー反応が出やすい金属とは?
金属にも多くの種類があり、その中でも、ニッケル、コバルト、クロムなどが、比較的アレルギー反応が出やすいとされています。
これらの金属が汗などによって溶け出し、体内のタンパク質と結合することで、免疫システムが過剰に反応し、かゆみや赤み、湿疹などの症状を引き起こします。
「もしかして金属アレルギーかも?」と感じる方は、一度皮膚科を受診し、どの金属にアレルギーがあるのか調べてもらうと、今後のアクセサリー選びが格段にしやすくなりますよ。
THREEPPYステンレスピアスの使用レビューと体験談
普段は素材が気になってピアスを諦めることが多い私ですが、THREEPPYで「ステンレス」の文字を見た瞬間、「これは試すしかない!」と即決です。
ステンレスがアレルギーを起こしにくいことは知っていましたし、330円(税込)という価格もあって、「アレルギーが出なければラッキー」という感覚で気軽に購入できました。
デザインはシンプルでしたが、価格もお手頃でしたので、迷いはありませんでした。
ちなみに、私は過去に皮膚科で金属アレルギーのテストを受けましたが、「ステンレス」がテスト項目になかったため、自分自身がステンレスにアレルギーがあるかどうかは不明な状態です。
ただ、複数の金属で陽性反応が出ており、ニッケルにはアレルギーがあることが分かっています。
そんな私でも、今回のTHREEPPYのステンレスピアスではアレルギー反応が出ませんでした。
使用感は?
購入後、すぐに装着してみました。
付け心地は、一般的なプチプラピアスと変わりません。個人的な意見ですが、見た目もチープな質感は感じられず、安っぽく見えません。
キャッチも「パチン」としっかり止まるため、途中で落ちてしまう心配もなく安心して着用できました。


ポストに溝があるのが分かりますよね。キャッチに「パチン」とハマります!
アレルギー反応の有無とその経過
通常、金属製のピアスだと数時間で痒みを感じたり、耳が赤くなったりするのですが、THREEPPYのステンレスピアスは丸一日着用しても、私の場合、全く痒みや赤みが出ませんでした。

樹脂ピアスをつけている時と変わらない感覚で、これは本当に嬉しいです。
念のため、数日間にわたって様子を見ながら試しましたが、その間も問題なく着用できました。
もちろん、アレルギー反応には個人差がありますので、全ての方に同じ結果が出るとは限りません。
初めて着用する際は、必ずご自身の体調や耳の状態を見ながら装着するようにしてください。
まとめ
THREEPPYのステンレスピアスは、金属アレルギーでお悩みの方にぜひ一度試してほしいアイテムです。
一般的なファッションピアスでアレルギーが出やすい方でも、安心してつけられる可能性が高いステンレス素材が使われています。
また、330円(税込)という手頃な価格なので、気軽に試しやすいのも嬉しいポイントです。
店舗によってはまだデザインのバリエーションは限られていますが、「アレルギーが出ないか試したい」という方にとっては、手軽にチャレンジできるのではないでしょうか。
店頭で見かけたら、ぜひ素材表記をチェックしてみてください。