家事や育児と両立しながら、自宅で収入を得たい主婦の方は多いのではないでしょうか?
でも、「実際どれくらい稼げるの?」「どんな仕事があるの?」「スキルなしでもできる?」といった疑問を感じますよね。
この記事では、特別なスキルがなくても1年間在宅ワークや内職を経験した私のリアルな体験をもとに、主婦の内職や在宅ワークについて、具体的な収入例から仕事の見つけ方まで詳しく解説します。
これから在宅ワークを始めたい方は、ぜひ参考にしてください。
在宅ワークの主な種類
在宅ワークと一口に言っても、その種類はさまざまですが、自宅を拠点として行う仕事全般を指します。
パソコンやインターネットを使った仕事が多いですが、手作業の内職なども含まれます。主な種類は以下の通りです。
- データ入力・文字起こし
パソコンを使って資料のデータ化や音声の文字起こしを行う仕事です。タイピングができれば始められます。 - オンラインアシスタント
企業の簡単な事務作業やサポート業務をオンラインで行います。スケジュール管理や資料作成補助など、幅広い業務があります。 - ハンドメイド品の販売
自分で作ったアクセサリーや雑貨などをオンラインショップで販売する仕事です。もの作りが好きで、趣味を活かしたい方におすすめです。 - アンケートモニター
企業からのアンケートに回答することで報酬を得る仕事です。手軽に始められますが、単価は低めです。 - 内職(手作業系)
部品の組み立てや袋詰め、検品、裁縫など、自宅で行う手作業の仕事です。地域によっては募集があります。 - 内職(出品系)
ヤフオクやメルカリに出品する仕事です。画像の加工も含まれる場合があります。
主婦が行いやすい在宅ワークの特徴は?
主婦の方が在宅ワークを選ぶ上で、特に重視したいのは「時間の融通が利くか」「専門スキルがなくても始めやすいか」「子育てや家事と両立できるか」といった点ではないでしょうか?
主婦が行いやすい在宅ワークには、以下のような特徴があります。
- 未経験でも始めやすい
特別な資格や経験がなくても始められる仕事が多いです。 - スキマ時間を活用できる
自分のペースで作業を進められるため、家事や育児の合間に行いやすいです。 - 自宅で完結する
通勤の必要がないため、交通費や移動時間を節約できます。 - 初期費用が少ない
パソコンとインターネット環境があれば始められる仕事が多いです。
在宅ワークのメリットとデメリット
在宅ワークには多くのメリットがありますが、注意すべきデメリットも存在します。始める前にしっかり把握しておきましょう。
メリット
- 時間の自由度が高い
自分のライフスタイルに合わせて仕事の時間を調整できます。 - 通勤の負担がない
通勤ラッシュや交通費の心配がありません。 - 時間が節約できる
自宅にいながら仕事ができるため、通勤時間が節約できます。 - 人間関係のストレスが少ない
職場の人間関係に悩むことが少ないです。 - 居住地にとらわれない
オンラインの仕事であれば、地方に住んでいても都市部の仕事を受けられます。
デメリット
- 自己管理能力が求められる
自分で仕事のスケジュールを立て、納期を守る必要があります。 - 収入が不安定になる可能性
案件によって収入が変動したり、仕事が途切れたりすることもあります。 - 孤独感を感じやすい
一人で作業することが多いため、人との交流が少なくなることがあります。 - オンオフの切り替えが難しい
仕事とプライベートの区別がつきにくくなることがあります。 - 情報収集が必要
自分で積極的に仕事を探す必要があります。
【体験談】主婦向けの在宅ワーク・内職の感想
ここでは、主婦の方に特におすすめの人気の在宅ワーク・内職をいくつかご紹介します。具体的な内容や、それぞれの仕事の魅力、注意点などを解説します。
アクセサリー制作
ハンドメイドが得意な方におすすめなのが、アクセサリー制作です。
ネックレス、ピアス、ブレスレットなど、自分のセンスを活かしてオリジナルのアクセサリーを作り、アプリなどを介して販売します。
- メリット
趣味を仕事にできるため楽しく作業できます。自分でデザインや価格を設定できる自由度があり、人気が出れば高単価での販売も可能です。 - デメリット
材料費がかかるため、初期投資が必要になる場合があります。売れるようになるまで時間がかかることや、写真撮影、販売サイトの管理、発送作業なども発生します。

実際にチャレンジしてみました。当たり前ですが、手先が器用な人向けです。
商品になるレベルのクオリティのアクセサリーを作るのは、不器用な私には難しかったです。
もともと「アクセサリー作るのが趣味な人」ならいい仕事になりますが、見た目、強度、センスなど意外と必要なスキルがあるな…と感じました。
クラウドソーシングでのデータ入力
パソコンを使った作業に抵抗がない方には、クラウドソーシングサイトを活用したデータ入力案件があります。
クラウドソーシングとは、企業や個人がインターネット上で不特定多数の人に仕事を依頼する仕組みのことです。
具体的な案件としては、名刺情報の入力、アンケート結果の集計、リスト作成、文字起こしなどがあります。
- メリット
タイピングさえできれば、始めやすいです。また、多くの案件があるため、自分の都合の良い時間に仕事を選べ、実績を積むことで高単価の案件を受注できるようになることもあります。 - デメリット
単価が低い案件も多いため、数をこなす必要があります。正確な作業が求められ、納期厳守は必須です。

誰でもできる作業なので、かなり単価は低めです。
家から出て働けない人以外は、報酬が見合わないと感じるかもしれません。そのため個人的にはあまりおすすめしません。
タイピングの練習と割り切るのであれば、アリかもしれません。
【内職】ヤフオク・メルカリへの出品作業
実際にやってみた内職作業は「ヤフオク・メルカリへの出品」です。
これは地域の求人で「内職」というワードで検索して見つけたものです。
- 仕事内容
主に、商品清掃・撮影・説明文作成・出品までを担当しました。 - 報酬
1商品につき100~150円ほどでした。 - 所要時間と報酬のバランス
作業自体はスキルも必要なく簡単そうに感じますが、意外と手間が多く、1商品出品するのに1時間かかることがほとんどでした。
さらに、商品を自宅に持ち込み作業をしていたため、自宅の一部屋を内職用の部屋として使用することになり、作業時間とスペースを考えると、報酬に見合わない作業量だと感じました。 - 実際の収入例
1週間に平均20個の出品で、おおよそ1か月で10000円~12000円程度でした。日中はパートをしていたので、作業時間は夜中、子どもが寝てから1日に3時間程度です。
ざっくり計算すると、1日3時間 × 30日 = 90時間。この時間があれば、パートで時給1,000円だとしても90,000円稼げます。

いかに内職の報酬が、労働時間に見合わないかがお分かりいただけるのではないでしょうか。
もちろん、これが平均ではないとは思いますが、契約する際は、作業内容と報酬が見合うのかをしっかりと見極めるように注意してください。
内職は労働と収入が見合わない?
「内職」と聞いてイメージするのは、自宅で手作業を行う仕事が多いかもしれません。しかし、その収入は決して高いとは言えず、かけた労働力に見合わないと感じるケースも少なくありません。
結果として、1時間懸命に作業しても、数百円程度にしかならないといった実態があります。
これは、内職の多くが「誰でもできる簡単な作業」と位置付けられているため、市場価値が低く抑えられがちだからです。
また、企業側からすれば、人件費を抑えるために内職を活用している側面もあります。
「少しでも家にいる時間に稼ぎたい」という気持ちで始めたものの、実際に作業してみると「こんなに頑張ってもこれだけ?」とがっかりしてしまう主婦の方も少なくありません。
大量のノルマをこなしても、月末の報酬明細を見て愕然とすることは、内職ではよくある話です。
もちろん、自宅で作業できる手軽さや、人間関係のストレスがないというメリットはあります。しかし、時間当たりの報酬を重視するならば、内職よりもデータ入力や簡単な事務作業など、パソコンを使った「在宅ワーク」を検討する方が、はるかに高い収入を得られる可能性が高いでしょう。
内職を選ぶ際は、単価をしっかりと確認し、自分がどれくらいの時間でどれだけの量をこなせるのかを具体的にシミュレーションしてから始めることがとても大事です。
期待しすぎず、あくまでお小遣い程度と割り切る覚悟も必要になるかもしれません。
主婦が在宅ワークを成功させるためには?
それでも、内職や在宅ワークをしたい!という方へ、成功させるためのいくつかのポイントをご紹介します。
在宅ワークに役立つスキルと心構え
仕事内容にもよりますが、以下のスキルがあると在宅ワークの幅が広がります。
- 基本的なPCスキル
パソコンを使った仕事の場合、WordやExcelの基本操作、インターネット検索、メールのやり取りなどができるとスムーズです。 - タイピングスキル
データ入力など、文字入力が多い仕事では、タイピングが速いと効率が上がります。 - 自己管理能力
仕事のスケジュールを立て、納期を守る自己管理能力は必須です。 - 作業時間の確保
毎日少しの時間でも良いので、コンスタントに作業できる時間を確保しましょう。家族の協力も得られると理想的です。
在宅ワークを効率的に探す方法
複数のサイトやアプリを使いこなすことで、効率的に在宅ワークを探すことができます。
スマホアプリで探す
スマートフォンアプリで手軽に在宅ワークを探せるサービスが増えています。移動中や家事の合間など、ちょっとしたスキマ時間にも仕事を探せるのが魅力です。
- クラウドソーシング系のアプリ
クラウドワークス、ランサーズ、ココナラなど - アンケートモニターアプリ
マクロミル、リサーチパネルなど - フリマアプリ
メルカリ、ラクマ(販売業務の場合)
求人情報サイトで探す
一般的な求人情報サイトでも在宅ワークや内職の募集が見つかることがあります。「在宅」「内職」などのキーワードで検索してみましょう。
ただし、これらのキーワードが入っている仕事は人気があるため、すぐに決まってしまう確率が高いです。そのため、見つけたら即応募してみましょう!
まとめ
在宅ワークは、隙間時間で行え、主婦のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を実現できる選択肢です。
とても魅力的ですが、一口に在宅ワークと言ってもその内容は様々で、実際の体験談からも分かるように、内職の収入は期待ほどではないことが多いのが現実です。
この記事が、皆さんの在宅ワークを始める一歩となり、現実的な視点を持って、ご自身に合った働き方を見つけるための一助となれば幸いです。