子どもが不登校だと、制服の購入について悩む保護者の方も多いのではないでしょうか?
「せっかく買っても、着ないかもしれない」
「でも、いつか着る日が来るかもしれない」
と、決断を迷う気持ちはよくわかります。

私の息子は、全く学校に行けない不登校でした。
今も不登校気味なので、中学校の制服を購入するべきなのか、ギリギリまで悩みました。
この記事では、不登校のお子様を持つ保護者の方に向けて、制服購入のメリット・デメリット、そして賢い選択をするためのポイントをまとめました。
不登校児の制服購入メリット
まずは、制服を購入することによって起こるメリットから調査しました。
学校との繋がりを保つ
制服には、学校に属しているという意識を高めてくれる役割があります。
また、初めての制服を着ることになる子どもにとっては、「大人になった」とリアルに実感できる瞬間です。
もし「いつか学校に、戻りたい」という気持ちを持っているなら、制服があるとスムーズに学校に戻りやすくなる可能性があります。

制服の採寸に前向きな場合は、制服を着ることによっていい方向に行きそうな気がしますね!
フォーマルな場面で着用できる
卒業式や入学式などの学校行事はもちろん、冠婚葬祭など、フォーマルな場面で着用できます。
生活リズムの切り替え
制服に着替えることで、気持ちの切り替えができ、生活リズムを整えるきっかけになることもあります。


不登校児の制服購入デメリット
次に、制服を購入することによって起こるデメリットです。
経済的な負担
経済的な負担は大きいです。
安ければ、制服の購入を躊躇する人は居ないと思いますが、制服の購入は、決して安いものではありません。
公立中学校の制服の平均金額はご存知でしょうか?
調査したところ、平均で約50,000円でした。
しかし、この金額は制服の価格です。
このほかにもジャージやTシャツ、ハーフパンツ、靴、指定のある所はカバンなどもあります。
またワイシャツなどは汚れやすいので半袖と長袖、各2枚あった方が安心です。ベルトも必要です。
私の息子の中学準備に、実際にかかった金額は、

80,000円強、かかりました。
公立中学校で、制服やジャージなど必要なものだけで、80,000円強です。
改めて見ても、制服って高いですね…。3年着れればいいのですが…。
とにかく、かなり大きな金額なので、不登校の子供に購入するのは、少し躊躇しますよね。
精神的な負担
子どもにとって、制服を購入することによって、プレッシャーになる可能性もあります。
無理に着せることで、精神的な負担をかけてしまうかもしれません。
また、学校に行きたくないのに、高額な制服を購入してしまうと、「学校に行かなきゃいけない」というプレッシャーを感じるかもしれません。
子どもが、『どう思っているか?』をしっかりと話し合いましょう。
学校復帰を目指すなら制服の準備を
もし、初めから「学校へ行きたい」という気持ちがあるならば、制服は購入してあげたほうがいいと思います。
気持ちが前向きなので、制服を着ることによって、「良いキッカケ」になり、学校へ向かえるようになるかもしれません。
制服なしでも学校は行ける?
基本的には、制服を着用しなければいけない学校でも、状況によっては柔軟に対応してもらえる可能性もあります。
まずは、学校に相談してみてください。
不登校を3週間で解決/累計600名以上再登校/専門家も推奨【スダチ】
一般的な制服購入のタイミングはいつ?
そもそも、制服購入のタイミングはいつ頃が一般的なのでしょうか?
何月に購入する人が多い?
調査したところ、一般的には1月〜2月上旬が最も多いようです。

私自身も、2月上旬に採寸しにいきました。
早い人では11月から採寸する人もいるようですが、急に子どもの成長速度が速まることもあるので、そこは注意が必要です。
子供と相談しながら考える
不登校の場合は、子どもの気持ちを尊重しましょう。
制服を購入することによってストレスになるのであれば、学校へ行けそうな状況になってから購入してもいいと思います。
まずは、通学する学校の先生へ相談してみましょう!

子どもの成長は早いので、購入しておいて、いざ着ようと思った時に小さくなってたら悲しいですよね。
必要に応じて追加購入も可能
また、とりあえず最低限必要な制服だけ購入して、学校にコンスタントに行けるようになったら、枚数を増やしていくのもいいと思います。
制服購入、賢い選択をするためのポイント
最後に制服を購入するかどうか?選択する為のポイントを紹介します。
学校との連携
学校に相談し、制服の必要性や購入時期についてアドバイスをもらいましょう。
また、制服を嫌がる場合は、私服でもいいのか?なども聞いてみるといいでしょう。
経済状況を考慮
ご家庭の経済状況を考えて、無理のない範囲で判断しましょう。
安くない金額なので、今すぐ必要性があるかどうか?子どもと話し合ってみましょう。
将来の可能性
子どもが、学校に行ける可能性を考えて、長期的な視点で考えてみましょう。

まずは、①子供と相談②学校と相談③経済状況を考える
何よりも子どもが「どう思っているか?」が一番のポイントです。
中古制服の活用
経済状況を考えて、費用を抑えたい場合は、中古制服を探してみるのも一つの方法です。
『制服 中古 販売店』で検索すると、制服の中古品を扱っているショップが出てくるので、調べてみてください。
とりあえず中古を購入しておいて、通学の日数が増えたら、新たに購入してあげてもいいですよね。
不登校を3週間で解決/累計600名以上再登校/専門家も推奨【スダチ】

意外と制服代は高いので、タイミングを考えて、購入するのが大事です!
子どもが制服に対して、少しでも前向きに考えてくれると良いですよね。