トイレの壁に、いつの間にか飛び散ってしまっている尿汚れ。
見た目の悪さはもちろん、放置すれば嫌な臭いの原因にも繋がります。
この記事では、そんな厄介な尿はね汚れを簡単に落とす方法を、壁紙の種類別に詳しく解説します。
さらに、なぜ尿はねが起こってしまうのかという原因と、清潔なトイレ空間を保つための対策の基本もご紹介しますので、ぜひ参考にして、諦めていた汚れをスッキリ落としてください。
壁に尿はねが起こる原因とは?

そもそも、なぜトイレの壁に尿はねが起こってしまうのでしょうか?
主な原因として、小さな子供や男性が立って用を足す際に、どうしても尿が飛び散ってしまうからです。
意外と、尿の飛び散る範囲は広く、ドアまで飛び散ることもあります。
また、便器の形状や水流の勢いによっても、飛び散ってしまうことがあるんです。
このような尿はねを放置してしまうと、汚れがこびりつき、時間が経つほど落としにくくなってしまうため、気が付いたら早めに対処することがオススメです。
壁紙別!効果的な掃除道具は?

では、壁紙の種類別に、どのような掃除道具が使いやすいのか調べてみました。
ビニール壁紙(ビニールクロス)
一般的なビニール壁紙の場合は、比較的丈夫なので、水拭きや薄めた中性洗剤を使用することができます。
掃除をする時は、マイクロファイバークロスが効果的です。また、メラミンスポンジも使用はできますが、研磨力が少し強いため、強く擦りすぎると表面のエンボス加工を傷つける可能性があります。
そのため、目立たない場所で試してから使用するか、マイクロファイバークロスの使用をおすすめします。
水拭きや薄めた中性洗剤の使用は基本的に問題ありませんが、洗剤成分を残さないよう、その後きれいな水で固く絞った雑巾などで拭き取ってください。
紙製の壁紙
一方、紙製の壁紙は水に弱いため、乾拭きが基本です。
しかし、尿汚れが付いている場合は、薄めた中性洗剤を付けて様子を見ながら少しづつ擦りましょう。
ボコボコしている壁紙の場合は、歯ブラシを使用すると汚れを掻き出しやすくなります。
ただし、紙なので濡らしすぎると本当に破けてしまう可能性がありますので、慎重に掃除してください。
掃除後は、100均などのリメイクシートを貼っておくと、次回からの掃除が楽になりますよ。
ビニールか紙製の壁紙が見分けられない場合
水を霧吹きで吹きかけてみましょう。
水をはじくのであれば「ビニール」、水を吸収するのであれば「紙製」だと分かります。
塗装壁紙
塗装壁紙の場合は、薄めた中性洗剤を使用し、強くこすらないように注意してください。
どの壁紙においても、素材に合った洗剤を選び、壁を傷つけにくい素材の掃除道具を選ぶことが大事です。
掃除の前に!知っておくべき基本の手順
掃除を始める前に、掃除の基本的な手順をおさらいしましょう。
まず、掃除中は換気を行いながら、新鮮な空気を取り込むようにしましょう。
次に、ゴム手袋を着用し、洗剤が直接肌に触れないようにしましょう。
皮膚が洗剤に負けて、手が荒れてしまうことがあります。
そして、必ず目立たない場所で洗剤を試し、壁紙が変色しないかを確認してから本格的な掃除に取り掛かりましょう。
掃除の際は、上から下へと拭き取るのが基本です。
【タイプ別洗剤】壁の尿はね頑固汚れを撃退

【基本】すぐに拭き取り!汚れを最小限に
軽い尿はねには、気づいたときにウェットティッシュやトイレクリーナーシートで拭き取るのが、一番簡単な汚れの予防策です。
こまめに拭き取ることで、頑固な汚れになるのを防ぐことができます。
セスキ炭酸ソーダで尿汚れを簡単に落とす
すでに尿汚れがこびり付いてしまっている場合は、セスキ炭酸ソーダがおすすめです。
アルカリ性のセスキ炭酸ソーダは、酸性の尿汚れを中和し、効果的に落とすことができますよ。
セスキ炭酸ソーダ水を作り、スプレーボトルに入れて吹き付け、雑巾などで拭き取りましょう。
ただし、壁紙の種類によっては使用を控える必要があるため、事前に自宅の壁紙に使用できるか確認しましょう。
作るのが手間に感じる方には、市販品もあります。
キッチン周りの汚れや、冷蔵庫の中などにも使えるので、持っていると便利な洗剤です。
【最終兵器】漂白剤で壁の尿はねを完全に除去!注意点
さらに頑固な尿汚れには、漂白剤が最終手段となることがあります。
漂白剤は強力な洗浄力と除菌効果がありますが、使用する際には十分な換気を行い、ゴム手袋や眼鏡を必ず着用してください。
また、色柄物の壁紙には使用できない可能性があるため、注意が必要です。
漂白剤を使用する際は、必ず薄めてから使用してください。掃除後の仕上げにしっかりと水拭きを行い、洗剤成分を残さないようにしましょう。
トイレ壁の尿はねを防ぐ!賢い予防策
「掃除をするのは大変…」そう思うなら、まずは汚さないための工夫を取り入れてみましょう。
ちょっとした習慣やアイテムで、トイレ壁への尿はねを劇的に減らすことができるんです。
ここでは、今日からすぐに始められる簡単な予防策をまとめました。
男性や子供に座って使用してもらう
立って用を足すことが、尿はねの主な原因です。
そのため座って使用してもらうことで、飛び散る量を最小限に抑えられます。
今まで立って使用していた人には、なかなか難しいお願いかもしれませんが、掃除が大変なことを訴え、優しく根気強くお願いしてみましょう。
便器の前に尿はね防止シートを活用する
100均やドラッグストアで手軽に購入できる尿はね防止シートは、便器の前に貼るだけで、壁への飛び散りを物理的に防いでくれます。
使い捨てなので、衛生的なのも嬉しいポイントです。
壁材に合わせた防水対策を
ビニール壁紙
防水スプレーを定期的にコーティングすることで、汚れが染み込みにくくなります。
紙製壁紙
紙の場合は、防水スプレーがシミになる可能性があるためおすすめしません。リメイクシートなどを壁に貼って対策しましょう。シートを貼るだけで、掃除が簡単になるし、汚れが取れなくてもシートを張り替えるだけで綺麗な壁が保てます。
塗装壁紙
なかなか難しいですが、専門的な防水塗料を検討するのも一つの方法です。
こまめな軽い拭き取りを習慣にする
小さな尿はねも、時間が経つと落としにくくなります。
夫や子供がトイレを使った後は、サッと拭き取る習慣をつけるだけでも、壁の汚れを大幅に減らすことができます。
可能であれば「汚した人が掃除する」というルールが習慣化出来ると理想ですよね。
壁以外の汚れも解決!気になるトイレの黒ずみ対策
トイレは、壁紙以外も汚れが多い場所ですよね。
中でも「トイレの黒ずみ」は気になります。
掃除しても何度も復活してしまう代表的なトイレ汚れですが、原因は何かご存じでしょうか?
トイレの黒ずみ(黒カビ)の原因と対策
トイレの黒ずみの正体は、湿気と汚れが原因です。
換気不足や掃除不足が主な原因となるため、日頃からのこまめな掃除が重要です。
黒カビには、市販のカビ取り剤を使用するのが一般的ですが、使用する際は必ず換気を行い、ゴム手袋や出来れば保護眼鏡を着用しましょう。
黒ずみを寄せ付けないトイレ掃除の習慣
黒ずみを寄せ付けないためには、日々の掃除習慣が非常に重要です。
定期的な換気を心がけ、週に一度は洗剤を使った掃除をしましょう。
掃除の後は、水滴を出来る限り拭き取り、湿度を下げるために除湿剤などを活用すると黒ずみが発生しづらくなります。
トイレの壁を長持ちさせる!掃除のコツ
壁を傷つけない!素材に合った掃除用具の選び方
トイレの壁を長くキレイに保つためには、掃除の際に注意点があります。
硬いブラシや研磨剤入りの洗剤は、壁の表面を傷つける原因となるため、避けるのが賢明です。
掃除道具を選ぶ際は、マイクロファイバークロスのように、吸水性の高い素材を選ぶのがおすすめです。
掃除後の消臭対策
掃除後は、しっかりと換気を行い、必要であれば消臭スプレーや芳香剤を活用して、爽やかな空間を保ちましょう。
環境にいい消臭剤だと、炭や重曹を置くのも効果的ですよ。
まとめ
尿汚れは放置しておくと、どんどん頑固になってしまいます。
頑固な汚れになる前に、掃除をするように習慣化しましょう。
日ごろから「汚れたら拭く」を心掛けておくと、汚れがたまらず掃除もラク
家族全員で協力してもらえると、掃除が簡単になるので、家族一丸で協力してみるのもいい方法だと思います。(なかなか難しいんですけれどね…)
まずは、子どもや男性に「座って用を足してほしい」とお願いするところから始めてみてはどうでしょうか?
今回の記事では、トイレの壁紙の掃除方法をご紹介しましたが、それでも、『今までの汚れが落ちない…』『子供や男性が座ってくれずに汚れが蓄積する…』という場合は業者に頼るのも一つの手段です。
業者にしっかり臭いの元となる汚れを落としてもらうと、次からの掃除も楽になります。
また、『お金をかけて掃除をした』という事実があると、家族も綺麗に使用してくれる可能性があります。
もし長年の汚れが染み付いてニオイが気になる場合は、プロの徹底洗浄と消臭効果のある壁紙染色もおすすめです。
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人気のトイレクリーニングは9,900円(税込)、オプションで壁紙染色があり、10㎡以下で13,200円(税込)です。トイレクリーニング+壁紙染色を希望すると合計で23,100円(税込)となります。
「少し費用が気になるな……」と思われましたか?
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