「コーラに牛乳を入れてしばらく置くと、透明になる」という実験を見かけたことはありませんか?
本当に黒いコーラが透明になるのか気になったので、実際に試してみました。
今回はただ牛乳を入れるだけでなく、コーラと牛乳の割合を「4:1」と「10:1」の2種類に分けて比較しています。
実際にやってみると、牛乳の量によって分離の仕方にはかなり大きな違いが出ました。
この記事では、牛乳を入れた直後から24時間後までの変化を、実際に撮影した写真とともに紹介します。

コーラに牛乳を入れると透明になるのか実験してみた
今回の実験では、コーラの量をどちらも300mlにそろえ、牛乳の量だけを変えて比較しました。
| 割合 | コーラ | 牛乳 |
|---|---|---|
| 4:1 | 300ml | 75ml |
| 10:1 | 300ml | 30ml |

使用したのは、コカ・コーラと低脂肪牛乳です。
また、今回は冷蔵庫に残っていた炭酸がほとんど抜けたコーラを使用しています。
比較しやすいように同じ形の透明なペットボトルを2本用意し、それぞれにコーラ300mlを入れました。
その後、片方には牛乳75ml、もう片方には牛乳30mlを加えます。
牛乳を入れたあとは振ったり混ぜたりせず、同じ場所に置いてそのまま変化を観察しました。
牛乳を入れた直後はどちらも濁った
牛乳を入れた直後は、どちらもコーラの黒っぽい色から薄い茶色へと変化しました。

特に牛乳を75ml入れた4:1は、カフェオレのような白っぽい色になっています。
10:1も茶色く濁っており、この時点では「本当にこれが透明になるの?」という見た目です。
しかし、そのまま動かさずに置いておくと、少しずつ2本に違いが出てきました。
コーラと牛乳は何時間で変化する?24時間観察してみた
今回は牛乳を入れた直後だけでなく、5分後・10分後・約30分後・1時間後、その後も時間を空けながら24時間後まで状態を確認しました。
すべての写真を並べると長くなってしまうため、ここでは変化がわかりやすかったタイミングを中心に紹介します。
5~30分ほどで10:1に変化が出始めた
牛乳を入れて5分ほどすると、10:1のほうに細かな粒のようなものが目立ち始めました。

10分後にはその粒がさらにわかりやすくなりました。

30分ほど経つと細かな固まりが集まり始めます。
一方、4:1にも細かな粒は見られたものの、全体的には白っぽく濁った状態のままで、10:1ほど大きな変化は見られませんでした。
つまり、今回の条件では牛乳が少ない10:1のほうが早い段階から分離が進んだことになります。
1時間後には見た目にはっきり差が出た
そのまま1時間置いてみると、2本の違いがさらにわかりやすくなりました。

4:1は、牛乳を入れた直後と比べても全体的に白っぽく濁っています。
一方、10:1は茶色い固形物のようなものが集まり、液体部分との分離が進んでいました。
中央部分は少し向こう側が透けて見えるようになり、最初の黒いコーラとはかなり違う見た目です。
ただし、この時点では「透明なコーラ」というより、まだ薄い茶色の液体といった印象でした。
24時間後には10:1だけかなり透けた
さらにそのまま24時間後まで置きました。

4:1と10:1の違いはかなりはっきりしています。
4:1は24時間後も全体的に白っぽく濁っており、透明とはいえない状態でした。
一方、10:1は上部に茶色い固形物が集まり、底にも沈殿物が見られます。
その間にある液体部分はかなり透けており、牛乳を入れた直後と比べるとコーラの濃い色が大きく変化しました。
水のような無色透明にはなりませんでしたが、「コーラに牛乳を入れると透明になる」といわれる変化は、10:1ではかなり確認しやすい結果になりました。
今回の実験では、翌朝にはほぼ変化が落ち着き、24時間後まで置いても見た目に大きな違いはありませんでした。
コーラと牛乳の割合で結果はかなり違った
今回特に気になったのが、牛乳の量による違いです。
同じコーラ300mlを使っているにもかかわらず、24時間後の状態には大きな差が出ました。
| 割合 | 24時間後の状態 |
|---|---|
| 4:1(コーラ300ml+牛乳75ml) | 白っぽい濁りが残った |
| 10:1(コーラ300ml+牛乳30ml) | 固形物と液体が分離し、液体部分がかなり透けた |
今回の結果を見る限り、牛乳を多く入れたほうが透明になりやすいわけではないようです。
むしろ牛乳を30mlにした10:1のほうが早く分離し、24時間後には液体部分がかなり透けて見えるようになりました。
「コーラが透明になる様子を見てみたい」という場合は、今回試した2つの割合では10:1のほうが変化を観察しやすい結果となっています。
ただし、今回は1回の実験結果です。使用するコーラや牛乳の種類、温度などによっても結果が変わる可能性があります。
炭酸が抜けたコーラでも変化した
今回使ったのは、開封してから時間が経ち、炭酸がほとんど抜けていたコーラです。
それでも10:1では固形物と液体がはっきり分かれ、24時間後には液体部分がかなり透けました。
そのため、少なくとも今回の実験では、炭酸が抜けた状態のコーラでも変化を確認できました。
飲み残して炭酸が抜けてしまったコーラがあれば、同じような実験ができるか試してみるのも面白そうです。
コーラを使った実験では、卵をコーラに10日間漬けて「スケルトン卵」が作れるのかも試しています。
▶コーラでスケルトン卵は作れる?10日間漬けて透明になるか実験してみた【自由研究にも】
コーラに牛乳を入れるとなぜ透明になる?
牛乳には「カゼイン」というたんぱく質が含まれています。
このたんぱく質は、酸っぱいものなどの「酸」と混ざると固まりやすくなる性質があります。
コーラにも酸味のもとになる成分が含まれているため、牛乳を入れると、時間が経つにつれて牛乳のたんぱく質が固まり始めます。
今回の実験でも、最初は全体が茶色く濁っていましたが、少しずつ細かな粒ができ、時間が経つと固まりと液体に分かれていきました。
その結果、10:1では液体部分がかなり透けて見えるようになりました。
ただし、今回の実験では水のような無色透明になったわけではありません。「透明になる」というより、「固まりと液体に分かれて、液体部分が透けて見えるようになった」という結果でした。
参照:株式会社 明治 「たんぱく質のふしぎ 牛乳と酢でカッテージチーズを作ろう!」
透明になったコーラは飲める?
今回の実験では、24時間常温で状態を観察したため、完成後のコーラは飲んでいません。
見た目だけを見ると、10:1は元のコーラとはかなり違う状態になりましたが、牛乳を加えたものを長時間常温で置いているため、観察が終わったものは飲まずに処分しました。
実際に試す場合も、長時間観察したものは実験用として扱うのが安心です。
コーラと牛乳の実験をするときのポイント
今回実際に試してみて、変化を観察するなら以下の点をそろえておくと比較しやすいと感じました。
まず、透明な容器を使うと固形物と液体が分離していく様子がわかりやすくなります。
今回は同じ形のペットボトルを2本使ったため、4:1と10:1の違いも比較しやすくなりました。
また、牛乳を入れたあとはなるべく動かさず、そのまま置いておくのがおすすめです。
時間経過を写真に残す場合は、毎回同じ場所・同じ角度から撮影しておくと、あとから変化を比較しやすくなります。
まとめ|コーラに牛乳を入れたら10:1でかなり透けた
コーラに牛乳を入れると本当に透明になるのか、コーラ300mlに対して牛乳75ml(4:1)と30ml(10:1)の2パターンで比較しました。
実験開始から5~30分ほどで10:1には細かな固まりが目立ち始め、その後も徐々に分離が進みました。
24時間後には、4:1は白っぽく濁った状態のままだったのに対し、10:1は固形物と液体がはっきり分かれ、液体部分がかなり透けています。
完全な無色透明にはなりませんでしたが、牛乳の量によってここまで結果が変わるとは思っていなかったので、実際に比較してみると興味深い結果になりました。
今回は炭酸がほとんど抜けたコーラでも変化を確認できたので、飲み残したコーラを使って実験してみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

