セリアで話題の「アリの巣観察ケース」を購入しました。
アリの巣の観察って、本格的な飼育ケースは意外と高価なものが多いですよね。それが100均で手軽に手に入るなんて、本当にありがたい!
子どもの自由研究や自宅での生き物観察にぴったりな「アリの巣観察ケース」。
この魅力と、使う上での大切なポイントを詳しくご紹介します!
ぜひ最後までご覧ください。
セリアの「アリの巣観察ケース」ってどんなもの?
このケースは、捕まえたアリが巣を作る様子を間近で観察できる専用のケースです。普通の虫かごではすぐに脱走してしまうアリも、これなら安心できますね。


- 価格: 110円(税込)
- サイズ: 約12.5×15.4×3.5cm
- 特徴: 平らな形状なので、アリが掘り進める巣の内部構造がよく見えます。
小学生の自由研究にはもちろん、大人も夢中になれること間違いなし!
110円なのにプラスチック製のピンセットが付属しているのも嬉しいポイントです。


「アリ観察ケース」の売り場は?
お店によって異なる場合もありますが、私が購入した際は、水遊びグッズやキャンプ用品がある季節物のコーナーに置いてありました。
「アリ観察ケース」の他にも、「ダンゴムシ観察迷路」や「魚観察用ケース」といったユニークな観察グッズも並んでいたので、ぜひチェックしてみてくださいね。

セリア以外で購入できるお店は?
他の100均でも売っているのか調査したところ、ダイソーオンラインショップで同等品を見つけました。(まったく同じなのかは未確認です。)
キャン★ドゥのオンラインショップでは、扱いがありませんでした。
他には、ホームセンターなどでも購入できる場合があります。ただし、店舗によっては取り扱いの有無がちがいますので、事前に確認した方がスムーズに購入できるでしょう。
近くの店舗にない場合は、楽天やアマゾンで購入すると簡単に手に入れることが可能です。
アリを入れる前に!準備と注意点
アリの巣観察を成功させるためには、いくつか大切なポイントがあります。
1. ケースの準備:空気穴は必須!
このケースのは横にスライドすると開閉方法します。

そして空気穴はありませんので、定期的(2日に1回程度)な換気が必要になります。
アリは密閉された空間だと酸欠になる危険がありますし、適切な湿度管理も必要です。
※換気をしようと蓋を少し開けると、アリが脱走を試みるので、注意しながら換気をしてください。
私は、換気するたびにアリが脱走を阻止していたのですが、アリが「脱走しようとすると失敗する」と学習したのか、数回後には「脱走しようとすることをやめてしまう」という面白い発見もありました。
【対処法】 換気の際に、アリが脱走することがあるため、小さな空気穴を開けるのがオススメです。
キリや画鋲などで、アリが通り抜けられない程度の小さな穴を数カ所開けましょう。こうすると、通気性ができ、アリが快適に過ごせるようになります。
2. 土の準備:アリが巣を作りやすい土を選ぶ
ケースに入れる土は、アリが巣を掘りやすいものを選ぶことが重要です。
サラサラした砂ではアリがトンネルを掘り進めるのは非常に難しいです。
【対処法】 アリが巣を作りやすいのは、粒子が細かすぎず、少し粘り気のある土。公園や庭で、腐葉土などが混じった土を探してみましょう。
ただし、あまり水分の多い土だと湿気によりケースが曇り、観察しづらい状態になるので注意が必要です。
良さげな土を見つけたら、ケースの7分目まで入れ、平らにならします。
竹串や割り箸などで2〜3ヶ所、深さ1cmくらいの穴をあらかじめ作っておくと、アリがそこから掘り始めるきっかけになります。

【反省点】私の息子は砂を採取してしまいました。また少し粒が大きく、アリが巣を作りにくい環境です。
3. アリの捕獲:同じ巣のアリを入れよう
アリを捕まえるときは、いくつかルールがあります。
【対処法】 その辺にいるアリを片っ端から捕まえて入れてしまうと、異なる巣(コロニー)のアリ同士はケンカをしてしまいます。
必ず同じ巣から、複数のアリを捕獲するようにしましょう。
アリが近くにいない場合は、砂糖を置いておびき寄せるのも有効です。
付属のピンセットでは、捕獲するのが少し難しいです。
息子はピンセットで捕まえるのに苦戦して、手づかみで捕まえていました。
しかし、大きいアリだと咬まれることもあるので、できるだけ付属のピンセットを使いましょう。
アリ観察スタート!飼育中のポイント
早速アリを入れて観察を始めましょう!

最初の餌
アリをケースに入れたら、まずはお腹が空いているかもしれないので、少量の砂糖などを置いてあげましょう。
観察のコツ
しばらくすると、アリが土を運び始めたり、穴を掘り進めたりする様子が見られます。
ちょっかいをかけずに、静かに見守ってあげましょう。
一生懸命働くアリの姿は、だんだん可愛く見えてくるはず!
湿度管理
ケース内の土が乾燥しすぎないよう、時々霧吹きで軽く湿らせてあげましょう。
ただし、与えすぎると、カビの原因になるので注意が必要です。
また、湿気によりケースが曇り観察しづらくなるので少しづつ調整しましょう!

小学校5年生の息子も「自由研究に観察日記書こうかなー」と言っていたので、小学校高学年でも十分に楽しめるテーマです。
ゲルタイプの観察ケースを使う場合の注意点
土の採取が面倒な場合は、ゲルタイプの観察ケースも市販されています。
ゲルタイプはアリの活動が観察しやすいのが魅力です。
また、メリットとして「ゲル自体がアリの栄養源」となるため、原則として追加で餌を与える必要はありません。
そのため、子どもが砂糖などを入れないように気をつけましょう。
異物を入れるとゲルの性質が変わり、アリが活動できなくなったり、最悪の場合は死んでしまったりする可能性があります。
【反省点】ゲルタイプも使用してみましたが、息子が砂糖を入れてしまい、ゲルが一部液体化しました。
観察を続けれる環境ではなくなりましたので、気をつけてください。
観察終了後について:アリを自然に返そう
自由研究や観察が終わったら、アリをどうすべきか迷いますが、アリは自然の生態系の一部ですので自然に返してあげましょう。
【対処法】 観察が終わったら、捕まえた場所の近くなど、もといた自然の場所にアリを返してあげましょう。
飼育ケースの土ごと、草木の生い茂る場所や土の中にそっと放してあげると、アリは再び自然の中で生活を始められます。
アリにとっても、自然に帰ることが一番良いことです。
まとめ
100均の「アリの巣観察ケース」は、手軽にアリの生態を学べるアイテムです。
アリの生態を近くで見ることで、子どもと一緒に昆虫の生態を観察できますよ。
ぜひ今年の自由研究に試してみてはいかがでしょうか。