クローゼットの見た目をすっきりさせたい、衣類の型崩れを防ぎたい、そんな願いを叶えるのが木製ハンガーです。統一された木製ハンガーは、クローゼット全体をぐっとおしゃれな空間に変えてくれます。この記事では、木製ハンガーの基本的な選び方から、主要ブランドのアイテムまで、あなたの理想のクローゼット作りに役立つ情報をご紹介します。
⚠️記事内の情報についてのご注意⚠️
この記事に掲載されている情報は、主に2020年から2022年時点のものです。商品の仕様、価格、在庫状況、販売状況(廃盤・新商品含む)は変更されている可能性があります。特に100均の商品は入れ替わりが激しいため、ご来店前に店舗にご確認いただくか、最新情報をご確認ください。
木製ハンガーが選ばれる理由│メリットとデメリット
木製ハンガーには、見た目の美しさだけでなく、実用的なメリットもたくさんあります。
でも、使う上での注意点も把握しておきましょう。
木製ハンガーのメリット
クローゼットに木製ハンガーを導入すると、まず統一感に驚くはずです。
バラバラなハンガーが並ぶよりも、木製の温かみある色合いで揃えることで、まるでお店のような洗練された空間に変わります。
また、ニットやジャケットなど大切な衣類の型崩れ防止にも一役買います。
肩部分にしっかりとした厚みがあるため、服がハンガーの形に沿いやすく、不自然なシワや尖りが発生しにくいんです。
さらに、木材が持つ吸湿性も魅力です。
クローゼット内の湿気を自然に吸収してくれるので、カビの発生を抑える効果が期待できます。
木の種類によっては、衣類の気になるニオイを軽減する防臭効果も期待できるんですよ。
木製ハンガーのデメリット
木製ハンガーは、プラスチック製に比べると価格が高くなる傾向があります。
大量に揃えたい場合は、初期費用が少し高くなるかもしれません。
また、一本一本がしっかりしている分、重量も増します。
ハンガーラックの耐荷重を事前に確認しておくと安心です。
そして、木製ハンガーは水に弱い性質があります。
濡れた衣類を掛けたり、湿度の高い場所で使い続けると、カビの原因になったり、ハンガー自体が傷んだりする可能性があります。
そのため、洗濯物を干す用途には向かないことを覚えておきましょう。
稀に、品質にばらつきがあるケースも。
天然木を使用しているため、木の欠けやささくれ、塗装のムラなどが見られることもあります。
特にバーの部分にニスがしっかり塗られていない場合は、服が引っかからないかチェックしておくと安心です。
また、新品の木製ハンガーには、木材特有の匂いや塗装の匂いがある場合があります。
気になる場合は、風通しの良い場所でしばらく陰干ししてから使うことをおすすめします。
失敗しない!木製ハンガーの選び方
数ある木製ハンガーの中から、あなたのクローゼットにぴったりの一本を見つけるためのポイントをご紹介します。
衣類に合わせた「サイズ」選び
ハンガー選びで最も大切なのがサイズです。衣類の種類に合わせて適切な幅を選びましょう。
- 男性用やゆったりした服に
幅約44.5cmのハンガーがおすすめです。スーツやジャケットの肩幅にフィットし、型崩れを防ぎます。
- 女性用トップスに
幅約39cmのハンガーを選ぶと、女性のトップスやジャケットの肩が飛び出したり、不自然な跡がついたりするのを防げます。
素材と表面の仕上がりを確認
木製ハンガーには、天然木そのままの風合いを活かしたものや、表面に加工が施されたものがあります。
- 天然木
自然な温かみと高級感が魅力です。表面にニス加工などが施されているものは、服が引っかかりにくく、スムーズに衣類を掛けられます。
- 滑り止め加工
パンツやスカートを一緒に掛けたい場合は、バーの部分にゴムなどの滑り止め加工が施されているものを選ぶと、ずり落ちる心配が減ります。
フックの仕様もチェック
ハンガーのフックは、使い勝手を大きく左右する部分です。
360度回転するフックを選ぶと、クローゼット内でハンガーの向きを簡単に調整でき、とても便利です。
また、フックの色(シルバー、ゴールド、ブラックなど)も、ハンガー全体やクローゼットの雰囲気に合わせて選ぶと、より統一感が出ます。
【ブランド別】おすすめ木製ハンガー徹底比較
実際に使ってみて感じた、主要ブランドの木製ハンガーの比較をご紹介します。
アイリスオーヤマの木製ハンガー(MH-5P 40本組)
アイリスオーヤマの木製ハンガーは、5本組×20セットの大容量40本組が魅力です。

以前は100本組の販売も見られましたが、現在はより購入しやすい40本組が主流のようです。
一度に大量のハンガーを揃えられるので、クローゼットのハンガーを一気に木製に統一したい方にぴったり。
材質は天然木でナチュラル色のため、どんなクローゼットにも馴染みやすいでしょう。
サイズは幅約44.5cmで、主に男性用衣類や、ゆったりとしたデザインの服に適しています。女性用のジャストサイズの服にはやや大きめに感じるかもしれません。
価格の安さと一括で統一できる手軽さは大きなメリットです。
しかし、実際に使ってみると、中には木の欠けや塗装のムラ、バーの取り付けが甘いなど、品質にばらつきが見られることがあります。

特にバーの部分にニスが塗られていないものがあり、服が引っかからないか少し気になりました。購入後に軽くやすりで整えるなどの手間が必要な場合もあります。
ダイソーの木製ハンガー│トップスからボトムスまで
100均のダイソーでも木製ハンガーが手に入ります。
3本組で220円(税込)と、1本あたり約73円という驚きの価格設定です。
ナチュラル色なので、既存の木製ハンガーとも合わせやすいでしょう。
トップス用ハンガー
サイズは、女性のトップスにぴったりの39cmと、男性用衣類に適した44.5cmの2種類があります。
特に39cmのサイズは、女性用として非常に使いやすいと評判です。

手軽に試せて、気軽に買い足せるのが最大の魅力。
クオリティも価格を考えれば十分満足できるレベルです。
ただし、39cmのタイプでは、肩紐を掛ける窪み部分にニスが塗られておらず、服が引っかかる可能性があるので注意が必要です。
この部分は、購入後に軽くやすりをかけるとよりスムーズに使えます。

スカート&ズボン用ハンガー
ダイソーには、スカートやズボンに特化した木製ハンガーもあります。
スラックスハンガー
価格は110円(税込)で、幅は25cmです。

使い方は、真ん中の黒い部品を外側に倒してスラックスを挟むだけ。挟み込む部分にはモフモフした布がついており、服に跡がつきにくい工夫がされています。

実際に使ってみると、挟む力はしっかりしており、厚手のスラックスもずれ落ちにくい印象です。
ナチュラルの一色展開ですが、オンラインでは似たデザインのダークブラウンやホワイトも見かけます。
ピンチ付ハンガー(1P)
こちらも110円(税込)です。

幅は29.5cmで、ピンチを横にスライドできるため、多少の幅調整が可能です。
ピンチにはゴムがついており、衣類が滑りにくいのが特徴。実際にスカートを掛けてみたところ、ピンチの滑り止め効果は高く、しっかり固定してくれます。色はナチュラルのみでした。


これらのボトムス用ハンガーも、トップス用と同じく非常に安価で、手軽に木製で統一感を出せるのが大きなメリットです。
セリアの木製ハンガー(ダークブラウン)
セリアで見つかるのは、落ち着いたダークブラウンの木製ハンガーです。

フックが黒色で統一されているため、非常に高見えするデザインが特徴。
クローゼットをシックでモダンな雰囲気にしたい方に最適です。

サイズは幅44cmのみの展開で、男性用衣類に適しています。
バーにはゴムが巻いてあるので、パンツやスカートを掛けても滑り落ちにくい工夫がされています。
実際に使ってみると、ゴムの滑り止め効果はかなり高く、スルッと落ちやすい素材のボトムスも安定して掛けられました。

110円(税込)とは思えない上品な見た目と、ボトムスが滑りにくい実用性を兼ね備えているのが魅力です。
ただし、サイズ展開が少ないため、女性用としてはやや大きめになってしまう点は考慮が必要です。
また、ピンチ付きタイプは、ピンチにゴムが付いていないものがあるため、衣類が滑り落ちる可能性もゼロではありません。


木製ハンガーでクローゼットを統一するコツ
木製ハンガーで統一された美しいクローゼットを実現するためのちょっとしたコツをご紹介します。
まずは少量から試してみる
いきなりすべてのハンガーを入れ替えるのではなく、まずは10本や20本など、少量の木製ハンガーを購入して試してみるのがおすすめです。
実際の使い心地やサイズ感を確認することで、後悔のないハンガー選びにつながります。
同じシリーズで揃えるのが基本
色や形、フックの素材まで統一することで、クローゼット全体のまとまり感が格段に向上します。
異なるブランドのものを混ぜる場合でも、色味やテイストが似ているものを選ぶと良いでしょう。
一番揃えやすいナチュラル色がオススメです。
足りない分は100均を賢く活用
大容量のセットを購入した後でも、後から少しだけ追加したい場合は、ダイソーやセリアなどの100均が強い味方になります。
品質をチェックしつつ、既存のハンガーと馴染むものを選べば、コストを抑えつつ統一感を保てます。
木製ハンガーを長く使うためのメンテナンス法
木製ハンガーは、適切なお手入れをすることで長く美しく使うことができます。
基本的に水に弱いため、濡れた布で拭くのは避け、乾いた柔らかい布で軽くホコリを拭き取る程度にしましょう。
湿気の多い場所での保管はカビの原因になるため、定期的にクローゼットの換気を行うことも大切です。
また、もし木のささくれが気になる場合は、目の細かいサンドペーパーで優しく磨くことで、衣類への引っかかりを防ぐことができます。
Q&A:木製ハンガーに関する疑問を解消!
木製ハンガーを使う上で、抱きがちな疑問や、知っておくと役立つポイントについて解説します。
Q1: 木製ハンガーはカビが生えませんか?
木材は湿気を吸収しやすい性質があるため、クローゼット内の湿気が高いとカビが生える可能性があります。
カビを防ぐためには、定期的なクローゼットの換気や、除湿剤の活用をおすすめします。使用し終わったホッカイロでも除湿効果があります。
濡れた衣類を直接木製ハンガーに掛けるのは避けましょう。
Q2: 服が滑り落ちやすいのですが、どうすればいいですか?
滑り止め加工が施されていない木製ハンガーの場合、絹やレーヨンなどの滑りやすい素材の服は落ちやすいことがあります。
このような場合は、ハンガーのバーに市販の滑り止めシートを貼ったり、シリコン製の滑り止めが付いたハンガーを併用したりすることで対策できます。
滑り止めシートはAmazonや楽天で購入できます。
Q3: 洗濯物を干すのに木製ハンガーは使えますか?
木製ハンガーは水濡れに弱いため、基本的に洗濯物を干す用途には向いていません。
濡れた衣類を長時間掛けておくと、ハンガーの変形や木材の劣化、カビの原因となる可能性があります。
洗濯物には、通気性の良いプラスチックハンガーや丈夫なワイヤーハンガーを使用しましょう。
まとめ
ハンガーを木製で統一するだけで、クローゼットの雰囲気は劇的に変わります。
見た目がすっきりするだけでなく、大切な衣類の型崩れ防止にも繋がり、毎日服を選ぶのがもっと楽しくなるはずです。
ご紹介した情報を参考に、あなたの理想のクローゼット収納を実現してみてください。