不登校の子どもを抱えていると、
- 「給食を食べないのに毎月給食費を払うの?」
- 「不登校の期間、給食費を停止できるの?」
と疑問に思うことはありませんか。
実は、手続きをすれば給食費の停止が可能です。ここでは、札幌市の例をもとに、手続き方法や注意点をわかりやすくまとめました。
不登校中の給食費は停止できる
給食費は申請をすれば停止可能です。
「しばらく学校に行けなさそう」と思ったら、まず担任の先生に相談し、給食停止を希望する旨を伝えるとスムーズです。
給食費停止は自動ではない
不登校になっただけでは、学校側が自動で給食費を停止してくれることはありません。
必ず保護者から学校へ申し出る必要があります。

学校は家庭の状況まで把握できないため、親が手続きをしない限り停止はされません。
給食費停止の手続きの流れ
手続きはとても簡単です。
- 申請書を入手する
- 学校からもらう
- 札幌市のHPからダウンロードも可能
- 申請書に記入する
- 学校に提出する
- 学校側で確認・承認
- 通常、提出後5日程度(土日・祝日除く)で停止が適用されます
- 精算
- 停止した月分は翌月に精算され、停止期間中の給食費は支払い不要
※連続5日以上給食を欠食する場合に停止が可能です。
給食費停止の目安
- 連続5日以上欠席が見込まれる場合に手続きするのが一般的です。
- 長期の不登校が予想される場合は、出費を抑えるためにも早めに申請することをおすすめします。
給食費停止によるデメリット
- 突然「学校に行きたい」と言っても給食がないので、お弁当などで対応が必要な場合がある
- 給食再開には再度手続きが必要で、時間がかかる場合がある
我が家の体験談
給食を避けることで、「給食を食べられないから早退しなければならない」という理由で堂々と早退ができるため、短時間でも登校しやすくなったようです。
また、「返金してもらえるのか?」と疑問に思ったことがありますが、実際にここ数年前に問い合わせたとき、前払いのため、すでに納付済みの給食費の返金はできないと言われました。
そのため、長期不登校が見込まれる場合は、早めに停止申請を出して翌月以降の支払いを防ぐのが現実的です。
給食停止後の食事対応
給食がない期間は、家庭で栄養バランスを整えることが重要です。
- 食欲がない時はサプリメントの活用も検討
- 成長期の子どもにはたんぱく質やカルシウムなど、必要な栄養をしっかり摂らせる

給食再開の方法
- 学校から「給食再開申請書」をもらう
- 記入して学校に提出
- 学校側で確認後、再開日が通知される
まとめ
- 不登校が長期化する場合、給食費を停止可能
- 停止中に突然登校した場合は、お弁当などで対応が必要
- 家庭での栄養サポートも忘れずに
- 実際の体験談を交えることで、読者が具体的な対応方法をイメージしやすくなる
- 返金は原則不可であることを理解して、早めの申請が安心
給食費の停止は少しの手間で負担を減らせます。子どもの状態に合わせて、無理なく手続きを検討してみてください。
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