寒冷地ではおなじみのパネルヒーター。
普段はあまり気にしていなくても、上からのぞいてみると、細い隙間にホコリがたまっていることがあります。
我が家でもパネルヒーターを使っていますが、この隙間の掃除がなかなか大変。
「パネルヒーターって掃除した方がいいの?」
「細い隙間は何を使って掃除すればいい?」
「100均の掃除グッズで代用できない?」
と気になる方もいるのではないでしょうか。
メーカーでは専用の掃除棒を使ったお手入れ方法が紹介されていますが、正直なところ、家中のパネルヒーターを一本一本きっちり掃除するのはかなり大変です。
この記事では、メーカーや暖房設備会社が紹介している掃除方法を確認しつつ、我が家で実際にやっている無理のないパネルヒーターのお手入れ方法を紹介します。
パネルヒーターの掃除は必要?
パネルヒーターは、定期的なお手入れが推奨されています。
- 表面をやわらかい布で拭く
- 隙間や溝のホコリを掃除棒で取る
- 届きにくいホコリは掃除機で吸い取る
といった方法です。
主に、暖房を使っていない時期に掃除しておくのがオススメです。
ただ、我が家の場合、以前パネルヒーターの不凍液の調整に来た方に掃除について聞いたところ、「掃除しなくてもいいよ」と言われたこともあります。
メーカーとしては定期的なお手入れを推奨していますが、実際のところ、全部屋のパネルヒーターを毎回細かく掃除するのはなかなか大変です。
そのため我が家では、上から見てホコリが目立つところを中心に掃除するようにしています。
参考:森永エンジニアリング「森永温水パネルヒーターの正しいお手入れ方法」
参考:森永エンジニアリング「温水パネルヒーターのメンテナンスをしましょう」
パネルヒーターの基本的な掃除方法
まずは、メーカーが案内している方法をもとに基本的な掃除方法を確認してみましょう。
パネルヒーターを掃除するときは、必ず本体が冷えてから行います。
手袋を着用し、ホコリが舞う可能性があるため換気しながら作業するようにしましょう。
表面のホコリや汚れを拭く
表面は、やわらかい布を水で濡らして拭き、その後乾いた布で水分を取ります。
汚れがひどい場合については、森永の現在のお手入れコラムでは少量の中性洗剤を使う方法も紹介されています。
ただし、専用お掃除棒については乾いた状態で使用し、洗剤・薬品・シンナーなどを使用しないよう注意書きがあります。
表面掃除と内部掃除で分けて考えた方がよさそうです。
隙間のホコリを掃除棒やブラシで取る
問題なのが、この部分。
パネルヒーターの中には細いフィンが並んでいるため、普通の雑巾では届きません。
メーカーのサイトを見てみると「細い棒にやわらかい布を巻いてホコリを取る」方法が紹介されています。
つまり、必ず専用品を買わなければ掃除できないわけではありません。
落ちたホコリを掃除機で吸う
掃除棒やブラシを上下に動かすと、ホコリが下に落ちます。
森永公式でも、ホコリの量によっては掃除機で吸いながら作業する方法が紹介されています。
最後に床へ落ちたホコリも掃除機で吸えば終了です。
パネルヒーター専用の掃除棒も販売されている
もっとしっかり内部まで掃除したい場合は、パネルヒーター専用のお掃除棒もあります。
森永エンジニアリングでは、「森永オリジナルパネルヒーター用お掃除棒」を販売しています。
使い方は、
- カバーの上から掃除棒を差し込む
- 上下に動かしてホコリを取る
- 掃除棒についたホコリを掃除機で吸う
- 床に落ちたホコリを掃除する
というシンプルな方法です。
旧型の場合はトップカバーを外してから使用します。
また、高さ900mmのパネルヒーターでは一番下まで届かず、「森永バスコ(ローボーイ)」には使用できないため注意してください。
参考:森永エンジニアリング「森永オリジナルパネルヒーター用お掃除棒の使い方」
パネルヒーター用の掃除棒はほかにもある
パネルヒーター用の掃除ブラシを扱っている会社は、他にもあります。
札幌の暖房設備会社「札幌ニップロ」でも、パネルヒーターの掃除には専用ブラシを推奨しています。
こちらでは、
- ショートタイプ:約80cm
- ロングタイプ:約110cm
の「スキマクリーナー」を取り扱っています。
パネルヒーターの高さによっては80cmでは下まで届かないため、購入前に高さを確認するよう案内されています。
参考:札幌ニップロ「パネルヒーター隙間の掃除方法は?」
パネルヒーターが高い場合は、長さもかなり重要そうです。
パネルヒーターの掃除は100均グッズで代用できる?
「掃除棒に5,000円はちょっと高い……」と思う方も多いですよね。
私も最初は100均の隙間掃除グッズを使っていました。
実際に使ったのは、セリアの「隙間クリーンスティック」です。

先端はそのままだと太く、我が家のパネルヒーターでは入りませんでしたが、先端のキャップを外すと一部の隙間には入れられました。
ただし、高さのあるパネルヒーターでは奥まで届かず、内部全体をこれ1本で掃除するのは現実的ではありません。
なお、これはパネルヒーター専用品ではありません。
パネルヒーターのフィンの間隔や形状によっては入らない可能性もあるため、無理に押し込まず、入る範囲で使用した方がよいでしょう。
私がこれまで100均を毎年チェックしている範囲でも、パネルヒーター専用の商品は見たことがありません。
専用品というより、
- 隙間ワイパー
- ロングタイプの掃除棒
- 細いブラシ
などを代用品として探す形になります。
100均グッズは「届く範囲だけ掃除」に向いている
100均の商品を使う場合、一番の問題は長さです。
パネルヒーターは意外と高さがあるので、短い掃除棒では途中までしか届きません。
そのため、100均グッズで完璧に掃除しようとするより、
「上から見えているホコリを取る」
「特にホコリがたまっているところだけ掃除する」
くらいの使い方が現実的だと感じています。
我が家にもパネルヒーターは複数ありますが、一つひとつの穴に掃除棒を差し込んで、全部屋を完璧に掃除するとなるとかなりの作業量です。
本当は全部きれいにしたいのですが、毎回そこまでやる時間はありません。
なので私は、上から見てホコリが多い場所や気になる部分を優先して掃除しています。
レデッカーの山羊毛ブラシも使える
100均よりしっかり掃除したいけれど、専用品以外も検討したい場合は、REDECKER(レデッカー)の隙間ブラシもあります。
以下のサイトで、パネルヒーターの清掃に使用できると紹介されています。
参考:ジョンソンホームズ「パネルヒーターのお手入れのコツまとめ」
ブラシタイプなので、パネルヒーター以外にも家具や家電の隙間掃除に使えるのがメリットです。
掃除機だけでパネルヒーターのホコリは取れる?
パネルヒーターの上から掃除機を当てる方法もありますが、奥にたまったホコリまではなかなか吸い取れません。
パネルヒーターは高さがあるため、上から掃除機で吸うだけでは思うように掃除できない場合があります。
そのため、「掃除棒やブラシでホコリを動かす → 掃除機で吸う」という方法が効率的です。
エアダスターやブロワーで飛ばしてもいい?
パネルヒーターの隙間にエアダスターなどで風を送って、ホコリを下へ落とす方法もあります。
我が家でも以前、パネルヒーターのメンテナンスに来た方から、上からホコリを飛ばす方法を聞いたことがあります。
ただ、ホコリの量が多いと部屋中に舞ってしまう可能性があるので、やるなら掃除機と併用した方がよさそうです。
パネルヒーターを掃除しないとどうなる?
森永エンジニアリングでは、パネルヒーターのお手入れについて、暖房効果を維持するためにも定期的な掃除をすすめています。
とはいえ、「全部のフィンを毎回一本ずつ完璧に掃除しないとダメ」と考えるとかなり大変です。
上からのぞいてほとんどホコリが見えないなら表面だけ。ホコリが固まっているところがあれば、そこだけ掃除棒を使う。
我が家ではそのくらいの感覚で続けています。
完璧を目指して一度も掃除しなくなるより、気になったところだけでも掃除する方が続けやすいと思います。
パネルヒーターの掃除が大変なら業者に相談する方法も
パネルヒーターが何台もある家では、全部を自分で掃除するだけでもかなり時間がかかります。
さらに、
- 奥まで大量のホコリがたまっている
- 自分では届かない
- 暖房設備そのものも一緒に点検したい
- ボイラーや不凍液も気になる
という場合は、無理に自分だけで作業せず、業者へ相談する方法もあります。
パネルヒーターやセントラルヒーティング自体の点検をしたい場合は、暖房設備業者へ。
ただし、パネルヒーター内部の清掃に対応しているかどうかは業者によって異なるため、依頼前に確認してください。
まとめ
パネルヒーターの細い隙間は掃除しにくいですが、メーカーでも専用掃除棒を使ったお手入れ方法が紹介されています。
しっかり掃除したい場合は専用掃除棒やロングブラシが便利ですが、毎回家中のパネルヒーターを完璧に掃除するのは正直かなり大変です。
私の場合は、
- 表面は布で拭く
- 見えるホコリは100均グッズなどで取る
- ホコリが多い場所だけ重点的に掃除
- 必要なら掃除棒+掃除機を使う
という方法にしています。
100均にはパネルヒーター専用品は見つかりませんでしたが、隙間掃除用の商品はあるので、まずは手軽に試してみるのも一つです。
本格的に内部まで掃除したい場合は、専用のお掃除棒を使うか、無理せず暖房設備業者へ相談してみてください。
エアコン掃除については、こちらをご覧ください。
▶お掃除機能付きエアコンも掃除は必要?5年間使ってクリーニングした結果


