2歳前後のお子さんがいるご家庭で、コップでの飲みこぼしにお悩みではありませんか?「自分で飲みたい!」という成長の証は嬉しいけれど、床が水浸しになるのは避けたいですよね。
この記事では、以前(2019年頃)に人気を集めたワオカップベビー(旧モデル)を実際に使ってみた実体験をもとに、その使い心地や「こぼれくさ」を正直にレビューします。
現在、旧モデルのワオカップベビーは販売終了している可能性がありますが、「こぼれにくいコップ」を探している親御さんの参考になるよう、コップ選びのポイントや、現在の市場で購入できる類似のコップについてもご紹介します。
現在のワオカップベビーはこちら
こぼれにくいコップ「ワオカップベビー」とは?(旧モデル)
こちらが、こぼれにくいコップ『ワオカップベビー』です。

ワオカップベビーは、フタをしたまま飲めるという画期的なアイデアで注目されたコップです。
最大の特長は、360度どこからでも飲めること。お子さんが飲み口を探す手間がないので、ストレスなく飲めると言われていました。
コップとフタの間にある特殊なバルブがポイントで、子どもが飲み口を吸うことでバルブが開き、飲み物が出てくる仕組みになっていました。

パーツはフタ、取っ手、バルブ付きの吸い口パーツ、コップ本体の4つに分かれるシンプルな構造で、お手入れも比較的しやすい設計でした。出来て、水が出てくる仕組みになっているようです。不思議ですね。

実際に使ってみたレビュー│飲むコツと「こぼれにくさ」を検証!
ここからは、実際にワオカップベビー(旧モデル)を使ってみて感じた、リアルな使用感をお伝えします。
飲むには「吸い込む力」が必要!
360度どこからでも飲めるのは魅力的でしたが、実際に使ってみると、飲み物を「吸い込む」力が必要だと感じました。普通のコップのように口を傾けるだけでは飲めず、ストローを使うように吸い込む動作が必須でした。
当時1歳8ヶ月だった娘は、最初は戸惑ってなかなか飲めず、機嫌を損ねることも。
約1週間ほど練習して、ようやく吸い込むコツを掴んで飲めるようになりました。一方で、ストローに慣れている6歳の息子は、すぐに飲み方を理解してゴクゴク飲めていました。
子どもの発達段階や、普段ストローを使っているかどうかに飲めるまでの期間は左右されそうです。

飲むと言うより、吸う感じです!!小さい子には難しいかも…
気になる「こぼれにくさ」を検証!
パッケージには「こぼれにくい」と書かれていましたが、本当にこぼれないのか気になりますよね。
逆さまにしてもこぼれない!
飲み物を入れた状態でコップを逆さまにしてみましたが、本当に一滴もこぼれませんでした! これは嬉しいですね!

いやでも、ただ逆さまにしてこぼれなくても、子供が振り回したらこぼれるかも。。
振り回すとどうなる?
一番気になるのは、子どもがコップをブンブン振り回した時です。私がコップを強めに10回ほど振ってみたところ、飲み口のフタの隙間から数滴〜数ミリ程度、じんわりと漏れ出すことはありました。
ただ、勢いよく中身が飛び散るようなことはなく、子どもの力で振り回す程度なら、ほとんどこぼれる心配はないと感じました。飲みこぼしによるストレスは大幅に軽減されたのは確かです。

お手入れは食洗機対応で楽々!
蓋(写真の一番左)以外は対応しています。

設定温度を低めの「弱」にし、食洗機の上段で洗うのが推奨されていました。パーツがシンプルなので、手洗いでも比較的洗いやすいです。
ワオカップベビーのメリット・デメリット(旧モデル)
実際に使用して感じたメリット・デメリットです。
メリット
- 子どもが飲み物が劇的に減る
これだけで、ストレスがかなり減りました。 - 360度どこからでも飲める
飲み口を探さなくてもいいのが便利です。 - フタ以外は、食洗機で洗える
お手入れが楽です。
デメリット
- 飲むときは吸引力が必要
吸い込まなければ飲めない為、慣れるまでに難しい子どももいます。 - 勢いよく飲みにくい
一気に飲みにくいため、ゴクゴク飲みたいときは物足りないかもしれません。
【参考】最新の「こぼれにくいコップ」の選び方とおすすめ
ワオカップベビーの旧モデルは現在入手が難しいかもしれませんが、同様に「こぼれにくい」機能を備えたコップはたくさん販売されています。
子どもにぴったりのコップを見つけるために、選び方のポイントと現在のおすすめをご紹介します。
こぼれにくいコップ選びのポイント
- 飲む方法(タイプ)
- ストロータイプ:ストローを吸う練習になり、多くの種類があります。
- コップ飲み練習タイプ:傾けて飲む練習ができるよう、飲み口に工夫があるもの。
- 360度タイプ:ワオカップベビーのように、フタをしてもどこからでも飲めるタイプ。子どもの発達段階や、普段の飲むスタイルに合わせて選びましょう。
- お手入れのしやすさ: パーツが少ないか、食洗機対応か、洗いやすい形状かを確認しましょう。毎日使うものなので、清潔を保ちやすいかは重要です。
- 安全性と素材: BPAフリーなど、子どもが安心して使える素材か確認しましょう。プラスチック、シリコン、ステンレスなど種類があります。
- 容量とサイズ: 子どもの飲む量や、持ち運びのしやすさを考慮して選びましょう。
現在おすすめの「こぼれにくいコップ」3選
Munchkin(マンチキン)ミラクルカップ
ワオカップベビーと同様に360度どこからでも飲めるタイプで、最も近いコンセプトの商品です。コップを傾けながら唇でフタを押すと飲み物が出る仕組みで、こぼれにくく、シンプルな構造でお手入れも簡単です。現在も多くの子どもが利用している人気商品です。
コンビ ラクマグ 漏れないストロー
漏れないを追求したストロータイプ。パーツが少なく洗いやすく、シンプルな構造が特徴です。ストロー飲みを覚える6か月頃から長く使えます。
リッチェル アクリア いきなりストローマグセットR
こちらも人気のストローマグ。フタがしっかり閉まり、持ち運びにも便利です。段階的に使えるセットもあるので、成長に合わせて選べます。
これらのコップは、それぞれ特徴やメリット・デメリットがありますので、ぜひ店頭で手に取ってみたり、レビューを参考にしたりして、子どもに合ったコップを選んでみてください。
まとめ
ワオカップベビー(旧モデル)は、確かに「こぼれにくい」という点で非常に優れたコップでした。飲むのに少しコツが必要でしたが、飲みこぼしのストレスを減らしたい親にとっては、とても助けになるアイテムだったと言えます。
今はワオカップベビーの旧モデル以外にも、様々なメーカーから機能性の高い「こぼれにくいコップ」が販売されています。子どもの成長や性格、飲む習慣に合わせて、最適なコップを見つけてあげてくださいね。
子どもがコップを使って自分で飲む練習をするのは、成長の大きな一歩。焦らず、子どものペースに合わせてサポートしてあげましょう!