ゴアテックスの撥水性が落ちたとき、「撥水スプレーを使えば水を弾くようになるの?」と気になる方もいると思います。
今回使用したのは、水をほとんど弾かなくなっていたTHE NORTH FACEのゴアテックスジャケットです。
このジャケットに、
- アメダス
- 100均のフッ素系防水スプレー
- スコッチガード SG-S230N スポーツ
の3種類を実際に使用し、水の弾き方を比較しました。
今回の条件では、アメダスと100均の防水スプレーを使用した部分で、水滴を弾く様子を確認できました。
一方、100均の商品では白いシミのような跡も残っています。
ただし、使用した商品の保管期間や吹きかけ方など条件が揃っていないため、3商品の性能を正確に比較した検証ではありません。
この記事では、実際にゴアテックスジャケットへ撥水・防水スプレーを使用してみた結果として紹介します。
ゴアテックスに撥水スプレーは使える?
ゴアテックスに撥水スプレーを使う場合は、どの商品でも使えるわけではありません。
THE NORTH FACE公式サイトでは、シェルやレインウェアの撥水性が低下した場合のメンテナンス方法として、撥水剤の使用について案内されています。
GORE-TEX公式サイトでも、洗濯や熱処理を行っても撥水性が回復しない場合は、GORE-TEX製品に対応した市販の撥水剤を使用する方法が紹介されています。
そのため、撥水・防水スプレーを使用するときは、
- ウェアの洗濯表示
- スプレーの商品表示
- 使用できる素材
を確認してから使うことが大切です。
今回の記事では、市販されている「防水スプレー」を使用していますが、実際に確認しているのは表面での水の弾き方(撥水性)です。
参考:THE NORTH FACE公式サイト「MAINTENANCE」
参考:GORE-TEX公式サイト「DWR(耐久撥水)加工」
今回試したゴアテックスジャケットの状態
今回使用したのは、THE NORTH FACEのゴアテックスジャケットです。

もともとは水を弾いていましたが、洗濯後のケアで高温のアイロンを使用してしまい、その後ほとんど撥水しなくなりました。
スプレーを使用する前に水をかけると、水滴が丸く残らず、生地の表面へそのまま広がっていく状態です。

撥水性を戻すために洗濯機投入型の撥水剤も試しましたが、私のジャケットでは目に見えて水を弾く状態には戻りませんでした。
その経緯はこちらの記事で詳しく紹介しています。
▶【ゴアテックス撥水復活】防水スプレーは効果ある?ノースフェイスで試した結果と注意点
今回は、この状態から撥水・防水スプレーを使用すると、水の弾き方が変わるのか試しました。
ゴアテックスに使用した3種類の撥水・防水スプレー
今回使用したのはこちらの3種類です。
- アメダス
- 100均のフッ素系防水スプレー
- スコッチガード SG-S230N スポーツ

ジャケット前面は左右に分けて、アメダスとスコッチガードを使用しました。
背面には100均の防水スプレーを使用しています。
アメダス
アメダスは、靴店などでも見かけることの多い防水スプレーです。
今回使用したものは数年前に購入した商品です。
そのため、現在販売されている商品とまったく同じ条件で比較したものではありません。
100均のフッ素系防水スプレー
100均で購入したフッ素系の防水スプレーも使用しました。
価格が安いため、どの程度水を弾くのか気になっていた商品です。
今回はジャケットの背面に使用しました。
スコッチガード
使用したのは「スコッチガード SG-S230N スポーツ」です。
こちらも数年前に購入した商品で、現在販売されている商品とは異なる可能性があります。
検証条件について
今回の結果を見る前に、条件について補足しておきます。
アメダスとスコッチガードは、どちらも数年前に購入したものです。
また、スプレーを使用した日は風が強く、すべて手作業で吹きかけています。
そのため、
3種類をまったく同じ量・同じ条件で施工できたとは言い切れません。
さらに、ジャケット自体も通常の状態ではなく、もともとほとんど水を弾かなくなっていたものです。
今回の結果だけで「どの商品が一番優れている」と判断することはできません。
あくまで、手元にあった3種類を同じゴアテックスジャケットに使ったときの結果としてご覧ください。
ゴアテックスに3種類の撥水スプレーを使った結果
3種類を使用したあと十分に乾燥させ、水をかけて状態を確認しました。
前面|アメダスとスコッチガードを比較
ジャケット前面は、片側にアメダス、もう片側にスコッチガード SG-S230N スポーツを使用しました。

実際に水をかけてみると、アメダスを使用した部分には水滴が残り、表面で水を弾いている様子が確認できました。

スプレーを使用する前は、水がそのまま生地の表面に広がっていたため、見た目にも違いがあります。
ただし、シャワー機能で10秒ほど水をかけ続けると、一部は少し染みているようにも見えました。
一方で、スコッチガードを使用した部分では、水滴が丸く残る様子があまり見られず、今回の条件では期待したほどの撥水状態にはなりませんでした。
今回使用したスコッチガードは数年前に購入したものです。
また、風のある屋外で手作業で施工しているため、保管期間や吹きかけた量、付着ムラ、ジャケットの状態などが結果に影響した可能性があります。
今回確認できたのは、私のジャケットでは、アメダスを使用した側ではある程度水を弾き、スコッチガードを使用した側では期待したほど水を弾かなかった、という結果までです。
100均|予想以上に水を弾いたが白い跡が残った
背面には100均のフッ素系防水スプレーを使用しました。

正直なところ、使用前はそこまで高い撥水効果を期待していませんでした。
ところが実際に水をかけると、表面に水滴が残り、払うと水滴が落ちました。

今回の条件では、100均の商品でも撥水する様子を確認できています。
ただし問題もありました。
スプレーを使用した一部に、白いシミのような跡が残ってしまいました。

写真では少し分かりにくいものの、肉眼ではうっすら白くなっています。
風による付着ムラや吹きかけ方などが影響した可能性はありますが、原因までは分かりませんでした。
3種類を比較するとどうだった?
今回の結果をまとめると、以下のようになりました。
| 使用したスプレー | 使用場所 | 今回確認できた結果 |
|---|---|---|
| アメダス | 前面・片側 | 水滴が残り、ある程度水を弾いた |
| 100均の防水スプレー | 背面 | 水を弾いたが、一部に白い跡が残った |
| スコッチガード | 前面・片側 | 今回は期待したほど水を弾かなかった |
今回使用した3種類はいずれもフッ素系の撥水成分を含む防水スプレーでした。
同じゴアテックスジャケットに使用しても水の弾き方には違いが出ました。
ただし条件を完全には揃えられていないため、この結果だけで3商品の性能順位を決めることはできません。
傘に同じ3種類を使用したときは、3種類とも水滴が玉状に残る結果になりました。
▶【100均】傘に撥水スプレーを使ってみた|ダイソーは水を弾く?白いシミも検証
ゴアテックスに撥水スプレーを使うときの注意点
今回の検証では、ほとんど水を弾かなくなったジャケットでも、スプレーを使用したことで水滴が残る部分がありました。
一方で、100均のスプレーでは白い跡も発生しています。
ゴアテックスなどのウェアに撥水・防水スプレーを使う場合は、次の点を確認しておくと安心です。
- 使用したい素材に対応した商品か確認する
- ウェア側の洗濯表示も確認する
- 目立たない場所で試してから使用する
- 防水スプレーは屋外で使用し、吸い込まないよう注意する
- 風の強い日は避ける
- 一か所へ集中して吹きかけすぎない
- 商品に記載された使用量・乾燥時間を守る
特に高価なウェアでは、スプレーによるシミやムラが残る可能性も考えて慎重に使用したほうがよいでしょう。
まとめ|ゴアテックスに撥水スプレーを実際に使ってみた
今回は、水をほとんど弾かなくなったTHE NORTH FACEのゴアテックスジャケットに、3種類の撥水・防水スプレーを使用しました。
今回の条件では、
- アメダス:水滴が残り、ある程度水を弾いた
- 100均:水を弾いたが、白い跡が残った
- スコッチガード:期待したほど水を弾かなかった
という結果になりました。
ただし、使用した商品の保管期間やスプレーの付着量、ジャケットの状態など条件が揃っていないため、この結果だけで商品の性能を比較することはできません。
それでも、撥水性をほとんど失っていたゴアテックスジャケットでも、撥水スプレーを使用することで水の弾き方に変化が出る場合があることは確認できました。
使用する際は、「ゴアテックスだから何でも使える」と考えず、ウェアとスプレーの表示を確認してから試してください。
なお、今回使用したジャケットが撥水しなくなった経緯や、洗濯機投入型の撥水剤を試した結果はこちらにまとめています。
▶【ゴアテックス撥水復活】防水スプレーは効果ある?ノースフェイスで試した結果と注意点


