寒い夜、手足が冷えてなかなか眠れない……そんなときに便利なのが湯たんぽ。でも、「今すぐ欲しいのに家にない!」という日もありますよね。
そんなときは、ペットボトルなどの身近なアイテムでも代用できます。
この記事では、ペットボトルをはじめとしたすぐにできて安全に使える湯たんぽ代わりの方法を厳選して紹介します。
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ホット専用ペットボトルで湯たんぽの代用
まずは、ホット専用のペットボトルの使い方をおさらいしましょう。
ホット専用のペットボトルは耐熱性があるので、お湯を入れても変形しにくく、安心して使えます。
作り方と安全性
- ペットボトルに60℃くらいのお湯を入れる。(※沸騰したてのお湯はNG!変形や破損の原因になります。)
- フタをしっかり閉め、厚手のタオルで2~3重に厳重に包む。
- 足元やお腹の上など、温めたいところに置く。
ホットではないペットボトルは、耐熱ではない為、使用しないでください。
アルミボトル(蓋付きの缶)で湯たんぽの代用
蓋付きのアルミボトルは、保温性のあるものなら湯たんぽ代わりに向いています。

中が二重構造(真空断熱)になっているタイプは熱を長く保てるため、布団の中や足元に置くと長時間あったかさをキープできます。
使う時の注意点
アルミは表面が熱くなりやすいので直接肌に当てるのは避け、必ずタオルやカバーで包んでから使ってください。
またアルミ製品の中には飲用以外の用途に適さない塗装やコーティングが施されているものもあるため、購入前に用途表示を確認することをおすすめします。
蓋の閉まり具合もチェックし、漏れがないか確認してから使うと安心です。
ナルゲンボトル(ウォーターボトル)で湯たんぽの代用
ナルゲンなどの丈夫なウォーターボトルは、耐久性が高く口が広いモデルが多いので湯たんぽ代わりに使いやすいです。
ポイントは「製品の耐熱表示を必ず確認する」こと。
作り方と安全性
- 耐熱と明記されているものは比較的安心してお湯を入れられますが、沸騰直後の熱湯は避け、まずは60℃前後まで冷ましてから注いでください。
- 注いだあとはフタをきっちり閉め、厚手のタオルで二重に包んでから使いましょう。
こちらのナルゲンボトルの耐熱温度は100℃ですので、温度には気を付けましょう
ナルゲンは形がしっかりしているため破損しにくく、洗いやすくて繰り返し使えるのもメリットです。
ただし、長時間肌に密着させると低温やけどの恐れがあるので、寝ている間に直接体と強く接触させないよう注意してください。
電子レンジで温める代用アイテム
火を使わず、電子レンジで手軽に温かさを得られる方法です。
あずきカイロ
小豆を布袋に入れて、簡易的なカイロにする方法です。
小豆を温めると水分が出て優しい暖かさを感じます。また遠赤外線効果があるので、肩こりにも効果が期待できるんです。
使い方も簡単で、電子レンジで30秒から1分ほどチンするだけ。
天然素材で、何度も繰り返し使用できるため、経済的なのが嬉しいポイントです。
タオルを濡らしてレンジでチン
清潔なタオルを軽く絞って(水が滴らない程度)、電子レンジで30秒~1分ほど温めます。火傷防止のため、すぐには触らず少し冷ましてから使いましょう。
こちらも、手軽にできるのが嬉しいですね。
【活用ポイント】
持続時間は10~20分程度と短いですが、首や肩に当ててホットパックとして使うと、即効性があります。
そのほかの応急アイテム|使い捨てカイロ
すぐに温めたいだけなら、使い捨てカイロを活用するのもおすすめです。貼るタイプ・貼らないタイプどちらでもOK。
- 靴下の中に入れるなら:「靴用カイロ」(熱くなりすぎないよう作られています)
- 布団の中に入れるなら:「貼らないタイプ」をタオルやブランケットに包む
タオルなどを巻いたりするか、小さな子どもに使わせる場合はペンポーチなどの「背中にチャックのついたぬいぐるみ」の中に入れたりすると安心して使用できます。
※ご紹介しているのはペンポーチの為、実際に使用する前に必ず低温やけどしないか確認してから使用してください。
100均にもカイロが売っているので、お手軽に入手できます。
実際に使ってみた感想▶ダイソーのカイロレビューはこちら
代用はおすすめしない:ジップロックなどのビニール袋
ネットで「ジップロックを湯たんぽ代わりに」という方法を見かけますが、熱による変形や破裂、水漏れのリスクがあるため非常に危険です。
特に子どもや寝ている間の使用は避けましょう。お湯が漏れると低温やけどや布団の汚れにもつながります。
まとめ
湯たんぽの代わりになるものとしては、
- ホット専用ペットボトル(長時間の温かさ)
- あずきカイロ(繰り返し使える)
- 温めタオル(即効性)
- ホッカイロ(手軽な応急処置)
この4つが手軽で安全です。
中でもペットボトル湯たんぽは準備が簡単で、すぐに温もりを得られるのでおすすめ。
お湯の温度とやけど対策に気をつけて、寒い夜もあったかく過ごしてくださいね。
さらに手軽に揃えたい方は、▶「100均の湯たんぽまとめ」はこちら


